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【アンケート結果】浦和と鹿島、サポーターの思いとは?

2018.11.09

10月20日のJ1第30節で、浦和と鹿島が対戦した [写真]=Getty Images

 10月20日に行われた明治安田生命J1リーグ第30節、浦和レッズ鹿島アントラーズが激突しました。「オリジナル10」として激闘を繰り広げてきた両雄が激突した上位決戦を前に、「【アンケート】浦和と鹿島、サポーターの思いとは?」を開催!浦和レッズサポーター、鹿島アントラーズサポーターの皆さんから、わずか5日間で約2500もの回答をいただきました!

 最大65問のアンケートから、ここでは両クラブのサポーターならではの特徴や傾向が見えた項目をご紹介します!結果概要は以下の通りです!


写真=Getty Images

■サポーターのプロフィール

【性別】
浦和レッズ…男性83%、女性17% ●鹿島アントラーズ…男性73.6%、女性26.4%

【年齢分布】
左:浦和レッズサポーター、右:鹿島アントラーズサポーター

【あなたが最も好きな選手は誰ですか?(過去に所属した選手を含む/複数回答可)】

浦和レッズサポーター
1位:興梠慎三(147票)
2位:ロブソン・ポンテ(140票)
3位:阿部勇樹(125票)、田中達也(125票)
5位:小野伸二(117票)
6位:福田正博(98票)
7位:原口元気(61票)
8位:山田暢久(54票)
9位:永井雄一郎(47票)
10位:エメルソン(41票)

2013シーズン開幕前に鹿島から浦和へ電撃移籍し、エースとして活躍を続ける興梠慎三が1位に。2007年のJリーグMVPに輝いたロブソン・ポンテや阿部勇樹、田中達也、小野伸二と、レジェンドたちがトップ5に入っています。

鹿島アントラーズサポーター
1位:小笠原満男(180票)
2位:ジーコ(108票)
3位:柴崎岳(79票)
4位:本山雅志(76票)
5位:内田篤人(64票)
6位:柳沢敦(61票)
7位:レオナルド(52票)
8位:マルキーニョス(43票)
9位:ジョルジーニョ(34票)
10位:大迫勇也(30票)

1998年の加入以来、セリエAでプレーした1年間以外は鹿島一筋でプレーを続ける小笠原満男が1位に。今夏、テクニカルディレクターとして復帰を果たしたジーコが2位に入っています。

【最もライバル視しているクラブはどこですか?】

浦和サポーターの回答では、鹿島、ガンバ大阪、大宮アルディージャ、川崎フロンターレ(大宮と川崎は同数)の順に多くの票を集めました。そして鹿島サポーターは浦和、川崎フロンターレ、ジュビロ磐田の順に多くの名前を挙げています。浦和と鹿島、やはりライバル意識は強い模様。「浦和とG大阪」、「鹿島と磐田」と、タイトルを争ったクラブへの意識も根強いようです。

【ライバル視している理由は?(投票したサポーターからのご意見、一部抜粋)】
浦和レッズサポーター(鹿島について)
「チームカラーが同じ赤というのと鹿島を倒さなければ優勝は無いと思うから」
「タイトルの数も多いし、あと1歩のところでことごとく敗れてきた相手だから」
「サポーターのクラブ愛、スタジアムでの一体感では負けたくない」

鹿島アントラーズサポーター(浦和について)
「チームの順位に関わらず選手、サポーター共に試合になると熱い雰囲気、想い、プライドを感じるから」
「向こうもこっちを意識していると思うし同じ赤同士なので。優勝争いはもちろん、そうでなくても浦和レッズと対戦する時はスタジアムが熱狂的な異様な雰囲気になるので、試合も激しく熱くなって絶対に負けたくない気持ちになるからです」
「浦和戦の時に、特別な戦いだという空気を昔から感じていたから」

【あなたとホームタウンとのつながりは?】
浦和レッズサポーター
浦和サポーターの46.0%は「現在、居住している」あるいは「過去に居住していたことがある」と回答し、「地域的なつながりはない」は37.3%でした。6割以上の浦和サポーターにはホームタウンとのつながりがあり、クラブが“サッカーの街”に支えられていることがデータからも見えてきます。

鹿島アントラーズサポーター
鹿島サポーターは「現在、居住している」と「過去に居住していたことがある」の2項目合わせて18.2%の回答にとどまり、66.4%が「地域的なつながりはない」と回答しています。Jリーグが発表している「観戦者調査」で、2017年は「スタジアムへの平均アクセス時間」が106.3分(J1・J2平均は53.0分)で全体の2位(2013~2016年までは全て1位)を記録していることからも、鹿島サポーターは遠方から熱心に足を運んでいることがわかるのではないでしょうか。

■サポーターのチームアイデンティフィケーション

【あなたがクラブに対して持っている考えについて】

こちらの質問では、サポーターが持つチームアイデンティフィケーション(自己同一視の程度)をお聞きしました。5点満点の以下6項目が対象で、浦和サポーターの平均点は「3.795」、鹿島サポーターは「3.767」となりました。どちらのサポーターも、クラブとともに戦っているということがデータからもわかります。

・「誰かが浦和レッズ鹿島アントラーズを批判すると、自分への侮辱のように感じる」
・「他の人が浦和レッズ鹿島アントラーズについてどのように思っているかとても関心がある」
・「浦和レッズ鹿島アントラーズの成功は自分の成功である」
・「誰かが浦和レッズ鹿島アントラーズを賞賛するとき、自分への賛辞のように感じる」
・「メディアが浦和レッズ鹿島アントラーズを批判していると、私はきまり悪く感じる」
・「浦和レッズ鹿島アントラーズについて話す時、『彼ら』というより『我々』『ウチ』という表現を使う」

【クラブにおいて、魅力的だと思う事柄は?】

こちらの質問では、両クラブの特長がよりわかりやすく結果に示されました!

浦和レッズサポーター
何と言っても「スタジアムの雰囲気・臨場感」のポイントが極めて高く、実に82.4%ものサポーターが満点の「5」と回答。平均点は「4.724」とほぼ満点に近い数値でした。さらに「サポーターの応援」でも80%以上のサポーターが満点の「5」と回答しています。Jリーグ屈指の応援、やはり浦和の魅力です。

投票したサポーターからのご意見、一部抜粋
「なんと言っても、サポーターの選手を後押ししようとする熱意。そして、それに応えようとする選手の熱いプレー。それ以外にはありません」
「サポーター自身が自分達が絶対に勝たせるんだという強い想いが伝わってくる。サポーター同士の一体感も魅力。ゴール裏のサポーターはみんな観戦ではなく参戦しに来ている。選手に対するサポーターの熱い想い」
「良い時も悪い時も、選手とサポーターは、互いに偉ぶらず媚びず、正直に言いたいことを言い合い、讃えあい、同じ目標に向かって進んでいると感じる。実際に獲得したタイトル数以上に注目されているのは、そういうところも大きいと思う」

鹿島アントラーズサポーター
一方の鹿島サポーターは「クラブの伝統に根付いたイメージ」と「クラブのメンタリティ」のポイントが高く、両項目とも約85%のサポーターが満点の「5」と回答しています。“ジーコ・スピリット”を掲げて国内タイトル19冠を獲得してきた名門、サポーターもその歴史を誇っています。そしてもう一つ、「スタジアムグルメ」でも約75%が満点の「5」と回答。カシマスタジアムの魅力が結果にも示されました。

投票したサポーターからのご意見、一部抜粋
「クラブの一貫した姿勢から創り出される継続性のある強さが最大の魅力だと思う」
「クラブかロングスパンで物事を考えている事、選手を大切にしてファンサポに愛着を持たせる努力をしているのを評価しています」
「チームにある明確なビジョンとそれを成功させて来た功績」

紹介しきれないのが残念ですが、他にも多くの興味深い結果が示されました。熱いサポーターに支えられた両クラブは今後も、Jリーグを力強くけん引していってくれることでしょう。期間中、たくさんの回答をいただき、誠にありがとうございました。次回のアンケートもお楽しみに!(サッカーキング編集部)

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