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【湘南vsC大阪プレビュー】約2週間前のカップ戦では湘南攻撃陣が躍動…C大阪はソウザがキーマンとして存在感

2018.09.21

得点に絡む活躍を見せている、C大阪のソウザ。攻撃の重要な役割を担う [写真]=Getty Images

湘南ベルマーレ 今季C大阪戦は1勝1分1敗、カップ戦ではルーキーが得点

【プラス材料】
 リーグ前々節・長崎戦で勝利を挙げた湘南は、ルヴァン杯準々決勝でC大阪を制し、準決勝に駒を進めた。1996年以来22年ぶりとなるリーグ杯ベスト4進出は、グループステージで敗退してきた近年の歩みを思っても、チーム力の底上げを裏付ける。

 今節は約2週間前にルヴァン杯を戦ったそのC大阪を迎える。今季の対戦をひもとくと、3月の第5節は1-2で敗れ、先日のルヴァン杯準々決勝はホームで3-0、アウェイを2-2として、1勝1分1敗の戦績を残している。なかでも印象深いのは3-0で勝利した準々決勝第1戦だ。試合をとおしてリズムを手繰り、チャンスを仕留め、無失点に封じた。松田天馬や金子大毅といったプロ1年目の選手がゴールを挙げたことも大きい。年齢や経験に問わない競争の活性化がチームのボトムアップにつながっている。

【マイナス材料】
 リーグ戦3連敗を喫した後、ルヴァン杯とあわせて公式戦4試合負けなしで来ていた湘南だが、前節はアウェイで鹿島と対戦し、1-2で敗れた。後半開始間もなく先制を許し、やがて追いつくも、後半アディショナルタイムに決勝点を奪われたのだった。

 後半の立ち上がりと締め括りの時間帯の失点を含め、ゲーム運びには反省点が覗く。とくに後ろに重心が傾いたなかで失点を喫した終盤の戦いを踏まえ、チームは今週、縦への意識やボールを奪う守備といった自分たちのこれまで培ってきたサッカーをあらためて見つめ直している。

 ルヴァン杯は湘南が制したが、C大阪はA代表に招集された選手らが出場していなかった。役者が揃う強敵を相手に、自分たちらしい攻撃的な戦いをいかに発揮できるかが肝となる。

文:隈元大吾

セレッソ大阪 前節を欠場した杉本、清武が早期復帰の可能性

【プラス材料】
 今節に向けての明るい材料は、ソウザがリーグ戦のここ2試合で得点に絡むなど、攻撃のキーマンとして存在感を高めていることだ。前々節の浦和戦では、強烈なミドルシュートを突き刺して逆転勝利をもたらし、前節の磐田戦では、自身のシュートからCKを獲得。キッカーとしてオスマルのゴールを御膳立てし、ドロー決着に持ち込んだ。前半戦の大半をけがで棒に振った助っ人の復調は心強い。

 また、負傷により前節を欠場した杉本健勇と清武弘嗣が、早ければ今節にも復帰する可能性が出てきた。杉本は日本代表合宿中に右足のつま先を傷め、無念の離脱となっただけに、再びの代表入りに向けてモチベーションは高いだろう。

【マイナス材料】
 前節の磐田戦では、柿谷曜一朗を1トップに起用。チームとして攻め込む時間は多くつくったものの、コンビネーションで崩す場面は少なく、柿谷が孤立する場面も目立った。この1週間の練習でどれだけ改善できているか。また、杉本や清武に戦列復帰の可能性があるにしても、コンディションは万全とは言い難く、攻撃面に不安は残る。

 守備面では、リーグ戦直近10試合で無失点はわずかに1試合。その10試合のうち、複数失点を記録したのは第14節・鹿島戦と第18節・仙台戦の2試合だけで、大崩れが少ないのも事実だが、1試合を通じて守り切れない印象の方がやや強い。今節対戦する湘南とは、今月上旬のルヴァン杯準々決勝で対戦したばかりで、その時は2試合で5失点を喫している嫌な記憶もあり、守備面の懸念も拭いきれないのが現状だ。

文:totoONE編集部

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