2018.09.14

【鳥栖vs広島プレビュー】上昇の兆し見える鳥栖は2トップの連携が向上…首位をひた走る広島はパトリックが得点量産中

パトリックは今季19得点を記録。首位に立つ広島を支えている [写真]=Getty Images
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■サガン鳥栖 けがやコンディション不良でDF陣は手薄

【プラス材料】
 後半戦に入り、3勝3分2敗と一時期の不振は感じられない結果を出している。F・トーレスや金崎夢生といった補強組の連携が取れだしたことが上向きの要因と言えるだろう。試合ごとに相手に与える脅威は増してきている。今節は、首位の広島が相手とはいえ、その攻撃力には引けを取らない。流れをつかんでしまえば、一気に畳み掛けることも可能だろう。

 攻撃陣の陰に隠れてはいるが、GK権田修一の存在も忘れてはならない。先のキリンチャレンジカップに招集されたこともあり、気分は悪いはずがない。今節も攻守の要に注目が集まる。

【マイナス材料】
 好調な攻撃陣に対して、DF陣に不安が残る。リーグ第20節以降に登録されたセンターバックのジョアン・オマリは9日に行われたレバノン代表戦に招集されたためコンディションが心配だ。彼に問題がなければ、先発出場もあり得るだろう。

 第24節に負傷退場した吉田豊は、今節も出場が難しい。代役の三丸拡に期待がかかる。逆サイドのDFも藤田優人と予想するが、小林祐三のコンディション次第では、どちらが先発出場してもおかしくはない。

 けがやコンディション不良のため、DF陣は手薄感は否めない。“攻撃は最大の防御なり”を実践することになりそうだ。

文:totoONE編集部

■サンフレッチェ広島 エース・パトリックは8月の7試合で7得点の活躍

【プラス材料】
 C大阪、鹿島と強豪を相手に連勝を重ね、川崎との勝ち点差は9に広がった。パトリックも鹿島戦で2得点を記録して得点ランキングのトップを堅持。厳しいマークの中ではあるが、それでも8月の7試合で7得点。大爆発中のジョー(名古屋)の存在がなければ月間MVPを受賞してもおかしくない成績を残しているのは大きい。

 さらに冴えを見せているのがセットプレーで、8月の7試合で7得点をセットプレーから記録している(PKを含む)。柴﨑晃誠のキック精度が高いことに加え、よく計算されたポジション取りと動き方の精緻さがゴールを生み出していることも心強い。一時、不安定さが見えた守備もしっかりと立て直し、チームは再び上昇機運をつかみつつある。

【マイナス材料】
 パトリックが得点王争いを突き進む一方で、他の選手たちの得点数が伸びない。特にパトリックのパートナーとなるFW陣の得点数は厳しく、複数得点はティーラシンの5得点のみで、渡大生、工藤壮人が1得点ずつ。この夏加入のベリーシャはまだチーム戦術(特に守備面)の習得中であり、出場そのものが少ないため参考にはならないが、3人合わせて7得点だけという記録は少々寂しい。

 2トップの関係性でゴールを奪ったのもここまで3点のみで、コンビネーションという部分でも物足りないことも事実。もちろん、得点はどこからとってもいいわけではあるが、鳥栖の粘り強く厳しい守備をこじあけるためには、やはり2トップのコンビネーションを駆使して相手を揺さぶることも必要になるだろう。

文:紫熊倶楽部 中野和也

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