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【神戸vs横浜FMプレビュー】3位・FC東京と勝ち点差を4に縮めた神戸…横浜FMは仲川が右太もも裏痛から復帰

2018.08.24

3位のFC東京との勝ち点差は4。神戸はACL出場圏内を射程圏内に捉えている [写真]=Getty Images

ヴィッセル神戸 アフメド・ヤセルや長沢駿ら新加入選手が湘南戦でデビュー

【プラス材料】
 リーグ前節のアウェイ湘南戦に2-0で勝利し、3位のFC東京との勝ち点差は4に縮まった。ACL出場圏内が見えてきたこともあり、チームのモチベーションは非常に高まっている。

 そのなかで、新加入選手を試すことができたのは大きい。J初のカタール人選手であるアフメド・ヤセル、G大阪から加入の長沢駿が湘南戦で神戸デビュー。吉田孝行監督は「(長沢は)前線で起点になるだけではなく、運動量も豊富。(ヤセルは)スピードもあるしヘディングも強い。十分にレギュラーを狙える」と高評価。チーム力はさらに上がったと見ていい。

 また、アンドレス・イニエスタとルーカス・ポドルスキの融合もスムーズに進んでおり、攻撃の破壊力はJ1屈指になりつつある。

【マイナス材料】
 直近の天皇杯4回戦では、鳥栖に0-3と完敗。湘南戦から続くアウェイ連戦による選手の疲労が気になるところだ。

 また、湘南戦ではイニエスタが打撲。鳥栖戦ではスタメンから外れ、自慢の流れるようなパスワークに乱れが生じた。吉田監督も鳥栖戦後に「彼(イニエスタ)がいるのといないのとでは違う」と言及しており、プレーメーカーの回復具合が今節の結果を大きく左右しそうだ。

 攻撃ではイニエスタ不在時のアイデア不足が課題。前々節の広島戦では、ポドルスキの精度の高いサイドチェンジもしっかりケアされ、ボールを失う場面も見られた。

 守備ではセンターバックの組み合わせがポイントに。新加入のヤセルが入った場合、周りとのコミュニケーション不足が不安材料になる。

文:totoONE編集部

横浜F・マリノス 夏の移籍ウィンドウで加入のチアゴ・マルチンスが高パフォーマンスを披露

【プラス材料】
 ポジティブな話題が少ないなかで、夏の移籍ウィンドウで加入したチアゴ・マルチンスが高い能力を示しているのは前向きな材料と言える。スピードとアジリティに優れ、空陸ともに一対一の局面に強い。現在の3バックでは左右のストッパーを器用にこなし、4バックにも適応できる能力を持っている。左ひざ痛で今節の欠場が濃厚となっている中澤佑二の穴を埋める存在として期待がかかる。

 また、水曜日の天皇杯4回戦・仙台戦で仲川輝人が右太もも裏痛から復帰。前線でキレのある動きを見せて、シャドーのポジションで新たな可能性を見せた。新加入の久保建英もアシストを記録しており、攻撃をギアアップさせる存在として計算が立つ。

【マイナス材料】
 J1再開後は2勝5敗と大きく負け越しており、チーム状態は芳しくない。前節の鹿島戦は今季3度目の無得点に終わり、0-1で敗れて2連敗となった。

 リーグワーストの40失点を喫するなど守備の問題が解決せず、3バックへのシステム変更も奏功したとは言い難い。リーグ2位を誇る得点力にも陰りが見え始めており、攻守のアンバランスさが気になるところ。水曜日の天皇杯4回戦・仙台戦でも黒星を喫し、悪い流れを断ち切れなかった。

 対戦相手の神戸には、今季リーグ戦で1-2と敗れている。アンドレス・イニエスタが夏に加入し、現在4位につけるなど波に乗っている。浮上のきっかけをつかみたい一戦ではあるが、劣勢は避けられないだろう。

文:totoONE編集部

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