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日本代表DF植田直通、ベルギー1部移籍決定! 鹿島がクラブ間合意を発表

2018.07.12

2013年から鹿島でプレーしている植田直通 [写真]=Getty Images

 鹿島アントラーズは12日、日本代表DF植田直通がベルギー1部のセルクル・ブルージュKSVへ完全移籍で加入することでクラブ間の基本合意に達したと発表した。同選手は15日に離日し、メディカルチェックなどを経て正式契約を結ぶ予定。

 植田は1994年生まれの23歳。大津高校出身で、2013年に鹿島へ加入した。2015年にヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)、2016年には明治安田生命J1リーグと天皇杯を制覇。昨季からは背番号「5」を託され、中心選手として活躍してきた。キャリア通算で、明治安田生命J1リーグで96試合出場4得点、JリーグYBCルヴァンカップで7試合、天皇杯で10試合に出場している。


 また植田はU-16からU-23まで各年代の日本代表にも招集。2016年のリオデジャネイロ・オリンピックにも出場した。そして昨年12月にA代表デビューを果たし、2018 FIFAワールドカップ ロシアのメンバー23名にも選出。ただ、本大会で出場機会を得ることはできなかった。

 移籍にあたり、植田は以下のようにコメントしている。

「アントラーズでは5年半プレーさせてもらいましたが、試合に出られない時も、出ている時も、何ものにも変え難い濃密な時間を過ごすことができました。チームメート、スタッフ、フロントの方々と一緒に戦えたことは僕の財産ですし、いつも熱い声援を送ってくれるサポーターの皆さまがいたからこそ、ここまで成長できたと断言できます」

「しかし、自分にはサッカー選手として世界で活躍するプレーヤーになりたいという目標があり、今回のW杯をベンチから見て、世界の舞台で戦う選手たちと勝負するためには、もっともっと成長しなくてはいけないという思いを強くしました。シーズン途中の大切な時期にチームを離れることになり、本当に申し訳なく感じています。皆さんに成長した姿を見せられるよう、またいつか、素晴らしい形で再会できるよう、自分らしく戦ってきたいと思います。これまで応援していただき、本当にありがとうございました」

 移籍先のセルクル・ブルージュKSVは2017-18シーズンのベルギー2部で優勝し、2014-15シーズン以来の1部復帰を果たした。国内屈指のセンターバックとして存在感を誇示してきた植田が、ついに欧州挑戦の時を迎えることとなった。

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