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広島在籍9年…ミキッチが今季限りで退団「残留に向け、自分にできる全てを捧げたい」

2017.11.13

広島で2009年からプレーしてきたミキッチ [写真]=Getty Images for DAZN

 サンフレッチェ広島は13日、MFミキッチが契約期間の満了に伴い、来季の契約を更新せず、今季限りで退団することが決まったと発表した。

 現在37歳のミキッチはクロアチアのディナモ・ザグレブ、ドイツのカイザースラウテルン等でのプレーを経て、2009年に広島に加入。すぐに右サイドのレギュラーに定着し、加入1年目から25試合に出場した。


 2012年、2013年、2015年には広島のJ1制覇にも大きく貢献。9年間在籍し、広島の外国籍選手では史上最長となるなど、存在感を発揮してきた。ここまでJ1通算221試合に出場し、8得点をマーク。今季は15試合に出場して、1得点を挙げている。

 ミキッチは広島の公式HPで、以下の通りコメントを発表している。

「私、ミハエル・ミキッチは2017シーズンをもちましてサンフレッチェ広島を退団することを決断しました」

「今回の決断に至るまでにさまざまな葛藤がありました。その中で自分自身に問いかけた結果、まだ現役としてプレーできる自信があり、自分を戦力として必要としてくれるチームがある限り、そのチームのために全力で走り続けたいという気持ちが強くありました」

「振り返れば、在籍した9年間はとても充実していました。ペトロヴィッチ、森保監督という素晴らしい指導者の下、才能豊かな選手達と共に魅力的なサッカーで3つのJ1タイトル、2回のFIFAクラブW杯出場など、最高のキャリアを築けたことは忘れられない思い出です」

「残念ながら、来シーズンは広島でプレーすることができなくなりました。そして、現在のチーム状況でプレーでチームを助けることはできないかもしれません。しかし、残り3試合、J1残留に向けて、自分にできることを全て捧げたいと思います。最後の最後まで厳しい戦いになるとは思いますが、我々選手は全力で戦います。皆さまの熱い声援をよろしくお願いします」

「9年間、ありがとうございました」

 広島はリーグ戦31試合を終え、6勝9分16敗の勝ち点「27」で降格圏の16位に沈んでおり、残留できる15位のヴァンフォーレ甲府とは勝ち点1差。次節はアウェイで神戸と対戦する。

 ミキッチは26日に行われる第33節、エディオンスタジアム広島でのFC東京戦の試合後、サポーターに直接挨拶をする予定となっている。

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