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【磐田vs新潟プレビュー】磐田はセットープレーからの得点が多い…新潟はベテランFW田中達也が戦線復帰

2017.10.20

磐田の攻撃をけん引するベテランMFの中村俊輔。最近3試合で2得点とゴールを奪う働きでもチームに貢献している [写真]=J.LEAGUE

ジュビロ磐田 ブラジル人アタッカーのアダイウトンが好調

【プラス材料】
 リーグ前節の清水戦は3-0の圧勝で、宿敵との一戦を制した。勝ち点を50に伸ばし、3位柏との勝ち点差は3に縮まった。来季のACL出場権獲得も現実味を帯び、チーム内のモチベーションは高まっている。

 好調のブラジル人アタッカーのアダイウトンが、チームをけん引している。ここ最近は左サイドを制圧し、得意のドリブル突破で攻撃を活性化。清水戦で7試合ぶりに得点し、さらに力を発揮してくれそうだ。


 磐田は今季、PKを含むセットプレーからの得点が24点と、全44得点の半数以上を占める。前節も中村俊輔のCKが直接ゴールに吸い込まれ、得点を奪った。一方の新潟は、今季セットプレーからリーグワーストの25失点。磐田の武器となっているセットプレーからの得点に期待が高まる。

【マイナス材料】
 今季は下位チームに手こずる傾向がある。黒星を喫した7チーム中3チームが10位以下。引き分けた8チーム中5チームも2けた順位だった。

 新潟は最下位に沈むが、侮れない相手。昨季のホーム新潟戦でも1-2で敗れ、残留争いに足を突っ込む形になった。さらに新潟は前節G大阪戦で17試合ぶりに勝利。今節にもJ2降格が決まる可能性があり、死に物狂いで向かってくる相手との一戦は苦戦を強いられる可能性がある。

 終盤戦を迎え、疲労の蓄積から体に痛みを訴える選手が出始めた。清水戦で3試合ぶりに先発復帰した大井健太郎をはじめ主力の一部が、今週の全体練習の一部を回避。試合の出場に支障があるほどのけが人はいないと見られるが、パフォーマンスへの影響は気がかりだ。

文:totoONE編集部

アルビレックス新潟 リーグ前節はG大阪を1-0で下しJ2降格を回避

【プラス材料】
 クラブ史上初のJ2降格が現実味を帯びるリーグ前節は、アウェイでG大阪を1-0で下した。実に5月ぶりの勝利で、呂比須ワグナー監督の初陣となった第12節の札幌戦以来、17試合ぶりの勝ち点3となった。

 G大阪戦で決勝点を挙げたのは、8月に鳥栖から期限付き移籍で加入した小川佳純。シーズン途中での加入ながら、ベテランらしく、日々のトレーニングから責任感あふれる言動でリーダーシップを発揮してきた。小川にとっても、チームにとっても、大きな弾みとなるゴールと勝利だったのは間違いない。

 ひざを痛めていた田中達也もG大阪戦では途中出場し、11試合ぶりに公式戦のピッチに立った。限られた時間だったが、攻守で見せるベテランFWの躍動は、依然として窮地のチームを鼓舞する。

【マイナス材料】
 ヤマハスタジアムより1時間早くキックオフされる仙台vs清水、C大阪vs甲府の結果次第では、試合途中にもJ2降格が決まる。非常に厳しい状況でのゲームとなる。

 1年前の同スタジアムでのゲームも、残留争いの渦中にあった。吉田達磨監督(現甲府監督)が事実上の解任となり、片渕浩一郎監督代行(現新潟コーチ)の下での初戦で、試合終了間際、山崎亮平が古巣相手に起死回生の勝ち越しゴールを挙げ、貴重な3ポイントを積み上げた。

 今回は、その山崎が警告の累積で出場停止。山崎とはまたタイプの違うドリブラー、伊藤優汰の先発が予想される。昨秋、右ひざを大けがした伊藤にとって、先発となれば今シーズン初。持ち前の闘志でカバーするだろうが、ゲーム体力、ゲーム勘が戻り切っていない点は不安要素だ。

文:totoONE編集部

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