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【横浜FMvs大宮プレビュー】リーグ最少25失点の堅守を誇る横浜FM…リーグ対決は7勝10分6敗と相性良好の大宮

2017.10.13

大宮はブラジル人アタッカーのマテウスが好調。練習では積極的なドリブルや思い切りのいいシュートを見せている [写真]=J.LEAGUE

横浜F・マリノス G大阪戦ではウーゴ・ヴィエイラが今季10ゴール目を記録

【プラス材料】
 リーグ前節のG大阪戦は2-1。4試合ぶりの勝利を飾り、チームは再び上昇気流に乗りつつある。9月はリーグ上位の川崎に0-3で完敗し、柏とは1-1で引き分けた。さらに下位の沈んでいる甲府に2-3で敗れてしまっただけに、西の強豪G大阪に勝利できたことはメンタル面にもポジティブな影響を与えるだろう。

 G大阪戦ではチーム得点王のウーゴ・ヴィエイラが今季10ゴール目を決め、2試合連続ゴールとなった。少ないチャンスを逃さないストライカーがここへきてエンジン全開だ。


 対戦相手の大宮には前回対戦で2-1と勝利しており、それぞれの現在順位を見ても負けられない一戦となる。リーグ最少25失点の守備をベースに、得意のカウンターからゴールを狙い続ければ勝機は高まる。

【マイナス材料】
 ここへきて主力クラスの選手に負傷が続出しているのは大きな痛手だ。

 右ひざ前十字じん帯損傷で全治8カ月見込みと診断された齋藤学だけでなく、金井貢史も全治6〜8週間と短くない離脱を余儀なくされ、前節のG大阪戦では松原健も負傷交代した。

 金井と松原を欠く右サイドバックは本職の選手がおらず、大宮戦では誰かをコンバートしなければいけないスクランブル態勢に。G大阪戦で途中出場した遠藤渓太の先発起用が濃厚になっているが、本来は1列前を務める攻撃的な選手だけに守備面に不安を残す。左利きの下平匠を右サイドで起用する可能性もあるが、その場合にしても機能性は未知数だ。シーズン終盤に入り、総合力を問われる戦いになる。

文:totoONE編集部

大宮アルディージャ 厳しい要求や互いの意図を確認する声が飛び交う

【プラス材料】
 1999年のナビスコ杯(現ルヴァン杯)から数えて、通算成績は10勝14分12敗。優勝経験がある強豪チームを相手に健闘している。ホームでは4勝11分4敗の五分。アウェイでも6勝3分8敗と互角に近い戦いを見せている。

 リーグ戦に限ると通算7勝10分6敗と勝ち越している。アウェイの戦績は4勝3分4敗の五分。日産スタジアムでも通算3勝1分3敗で、相性は決して悪くない。

 現在17位。J1に残れる15位の広島との勝ち点差は5。1つも負けられないという状況が、選手たちのモチベーションを高めている。練習中から厳しい要求や互いの意図を確認する声が飛び交い、ほどよい緊張感が保たれている。

 0-0で終わったリーグ前節の清水戦は警告の累積で出場停止だったマテウスが復帰する。積極的なドリブルや思い切りのいいシュートなど、コンディションの良さをアピールしている。

【マイナス材料】
 7月1日の前回対戦は1-2の黒星だった。ボールポゼッションは52%と上回ったが、カウンター2発に沈んだ。ボールキープ時のリスクマネジメントは課題の1つ。大宮は、横浜FMの特長である堅守速攻や素早い攻守の切り替えからのショートカウンターを苦手とする。

 茨田陽生は「サイドにいい選手が揃っているので、彼らの特長を消さないといけない」と警戒する。前回の対戦ではマルティノスの個人技から先制を許し、果敢なオーバーラップを見せていた山中亮輔に2点目を奪われた。2人のサイド攻撃に加え、2試合連続得点中のウーゴ・ヴィエイラの得点力も脅威だ。

 横浜FMの25失点はリーグ最少。大宮の25得点はリーグで2番目に少ない数字。ここ10試合で複数得点が2試合しかない大宮が、11試合を無失点に抑え、完封勝利10回を誇る横浜FMの堅守を崩すのは難しい。

文:totoONE編集部

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