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【C大阪vs浦和プレビュー】リーグ中断前に首位に立ったC大阪…浦和は首位チームを叩いて自信を取り戻せるか

2017.07.21

C大阪を率いる尹晶煥監督は、チームに“勝ち方”を植え付けている [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

セレッソ大阪 公式戦の無敗記録を13に伸ばし、充実の時を過ごす

【プラス材料】
 リーグ前節、柏との上位決戦では杉本健勇とソウザの2試合連続ゴールで2-1と逆転勝利。J1中断期間『サマーブレイク』を前に、堂々の首位に躍り出た。その後、中3日で臨んだアウェイでの天皇杯3回戦でも、先発を9人も入れ替えながら、主軸を揃えた新潟に延長の末に3-2と勝利を収めた。チームの総力を生かして公式戦の無敗記録を13に伸ばしており、そのうち引き分けは1つ。尹晶煥体制にてチームは勝ち方を確実に身に付けている。

 浦和には第2節のアウェイ戦で1-3と完敗したが、そこからチーム力がうなぎ登りに上昇しているだけに、以前とは違うC大阪の強さを見せつけ、リベンジを果たしたいものだ。2011シーズンからホームでは2勝2分と負けていない相性も追い風にしたい。


【マイナス材料】
 J1リーグ戦で最近2試合先制点を取られているのは気になるところ。2試合ともボールを奪われてカウンターから失点を喫しており、そこは改善の余地がある。また、天皇杯3回戦の新潟戦や、中断期間に行われたセビージャ(スペイン)との親善試合で目立ったのは、ミスからの失点。酷暑の時期がやってきて、集中を維持するのが難しい時期に来ているとはいえ、守備の立て直しは急務だ。

 ただ、そのセビージャ戦では、世界基準の相手との実践で、チームとして多くの課題を見つけられただけに、後半戦に向けて気を引き締める、良いきっかけになったことは間違いない。浦和の連動性の高いサッカーに第2節ではやられたが、セビージャのパスサッカーを目の当たりにしたなか、今回は強固な守備を取り戻せるか、チーム成長の真価が問われる。

文:totoONE編集部

浦和レッズ 攻守の要である“背番号6”がチームに復帰

【プラス材料】
 リーグ前節の新潟戦を迎える前、浦和は直近5試合で1勝4敗と大きく負け越し、順位も首位と勝ち点10差の8位にまで落としていた。しかし、そういった厳しい状況の中で迎えた新潟戦では2-1の白星を飾った。しかも、先制点を奪われるという苦しい展開からリバウンドメンタリティを見せて試合をひっくり返しただけに、選手たちにとっても自信を取り戻すきっかけになったはずだ。

 首位に立つC大阪との一戦は厳しいものになると予想されるが、遠藤航が出場停止明けで戻ってくるのは心強い。遠藤は守備の局面においては卓越したカバーリング能力と一対一の強さで相手に立ちはだかり、攻撃においては精度の高い縦パス、フィードで攻撃を加速させる。頼りになる背番号6の復帰がチームに与える影響は小さくない。

【マイナス材料】
 前節の新潟戦で逆転勝利を収めた浦和だが、低迷から脱却するための弾みをつけた矢先に首位・C大阪との対戦というのは巡り合わせとして厳しい。浦和が負のスパイラルに陥った大きな要因として、集中力を欠きがちな脆弱な守備面が挙げられるが、ゴールをシンプルに目指すダイレクトプレー志向の強いC大阪にとってはおいしい相手だろう。

 また、今季の浦和はセットプレー時も集中力を欠いた対応で失点するケースが目立つが、一方のC大阪はセットプレーでの得点力が高く、この対照的な側面も浦和の大きな懸念材料となる。

 C大阪の前線に日本代表クラスのアタッカーが揃っている点も、軽率な守備が目立つ浦和には少し荷が重い。

文:totoONE編集部

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