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ポドルスキ会見を独メディアも報道…DAZN解説者「日本のリスペクトを感じる」

2017.07.07

神戸の入団会見に出席したポドルスキ [写真]=Getty Images

 日本での元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの熱烈な歓迎ぶりはドイツ国内でも各メディアによって報道された。

 ドイツの『DAZN』でも現地時間早朝5時から実況、解説付きで記者会見の様子をライブストリーミングで配信。ポドルスキのドイツ国内での注目度の高さを改めて感じさせた。


 ポドルスキの地元ケルンのあるライン地方の『ライニッシェ・ポスト』紙は、「ポップスター・ポドルスキ」との見出しで、日本到着から記者会見までの様子を伝えた。同紙によれば、すでに30万人がストリーミングで会見の様子を観ているようだ。

 大手各紙がドイツ国内の通信社の配信記事や、『DAZN』のストリーミングの様子から記事を掲載する中、経済誌『ハンデルスブラット』はアジア担当特販員による三木谷浩史オーナーと経済関連のインタビュー記事と同時に、日本人のファンたちのコメントを載せた取材記事を掲載。ドイツサッカー連盟(DFB)の公式サイトやドイツ国営放送も編集したニュースビデオを配信している。とりわけ、日本語で挨拶したことは強いインパクトを残したようで、各メディアが伝えている。

 この様子を『DAZN』で実況していたウリ・ヘーベル氏と、元プロ選手で1度対戦したことがあるという解説のラルフ・グーネシュ氏はポドルスキの様子を見ながら、最後の「これから神戸牛を食べに行きます」というジョークを聞くと、「アイツ、やっぱり言ったぞ!」と反応。地元バンドの曲でPVにポドルスキも出演している「ケルシェ・ユング」が会場にかかると、「(日本側の)リスペクトを感じる」とコメントした。

 全体のポドルスキの印象に関しては、ヘーベル氏が「普段より遠慮がちの印象を受ける」と言えば、グーネシュ氏は「ドイツ語圏なら、一緒に笑えるところもあるんだろうけど…。確かに普段より真面目だな」と印象を語った。

 地元ケルンの大衆紙『エクスプレス』は、12個の大きなトランクを抱えて父親とともに旅立った前日にインタビューを行っている。日本に出発する喜びを聞かれると、「ようやくサッカーが出来ると思うとぞくぞくするね。日本にいる2年半の間を休暇だなんて全く思ってないよ。優勝や得点王になるのを目指すのはもちろん、それだけじゃなくて日本の文化を良く知りたいし、そこでの生活に馴染めるようにしたいんだ」と意気込みを語っている。

 奥さんのモニカさんはどう思っているのか聞かれると、「彼女は中国には絶対に行きたくないと言っていてね。彼女は日本人の友だちがいて、息子のルイスにも日本人の友だちがいるんだ。それで、彼らからアドバイスを聞いているうちに、皆が乗り気になって、今では日本行きをみんな楽しみにしているんだ。だから、家族全員で日本に住むのさ」とプライベートも大きな要素を占めていることを明かした。

 記者会見でも「家族との話し合いによって、日本に行くことを決めた」と言っていたが、ポドルスキ家の友人である日本人の方々の“アシスト”も移籍の決め手になったようだ。

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