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【仙台vsG大阪プレビュー】仙台は積み上げた攻撃スタイルに自信…G大阪はリーグの仙台戦で3連勝中

2017.06.30

G大阪はDFの三浦弦太を中心とする最終ラインが強固。ここまで13失点はリーグ最少の数字だ [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

ベガルタ仙台 リーグ前節C大阪戦は敗戦も、攻撃面に光明

【プラス材料】
 前節は、リーグ戦としては5試合ぶりの黒星となった。しかし内容面では、ボールを長く支配し、少なからずチャンスを生み出すなど、収穫も多かった。

 特に攻撃では、大きな自信を得ることができた。石原直樹がフィニッシュした1点目は多くの人数が絡み、C大阪の守備を崩したものだった。長い時間をかけて質の高いボールポゼッションを磨いてきた努力が、少しずつ形になってきている。


 また、同様に多くの人数が絡んだ2点目を、3年目の西村拓真が決めたことも好材料。アシストしたクリスランも好調で、共に次節に向け勢いがつく形となった。また、リーグ戦の直近2試合で、1ゴール1アシストと結果を出している中野嘉大には、さらにゴールに関わる活躍が期待される。

【マイナス材料】
 C大阪戦は、2得点を挙げたように攻撃面では自信を持てたが、4失点の守備には大きな課題が残った。攻めに出ている以上仕方がないことだが、カウンターへの対策は今まで以上に気をつけなければいけない。ホームでの公式戦が続く中、6月21日の天皇杯2回戦筑波大学戦に続き、25日のリーグ戦前節でも負けてしまったことは痛い。ホーム3連戦となる今節は、何としても勝利しなければならない。

 対戦相手であるG大阪とは、最近は分が悪い。2014年のナビスコカップ第6節を最後に、公式戦では勝利がない。リーグ戦に限れば、2012年のJ1第28節以来勝利がない。苦手意識をなくすためにも、今度は勝利を収めたいところだ。

文:totoONE編集部

ガンバ大阪 得点感覚を研ぎ澄ます、FWアデミウソン

【プラス材料】
 リーグ前節の川崎戦は1-1に終わり順位を落としたが、首位・柏より1試合少ない状況を考えれば、引き離された印象はない。

 ただ、タイトルを目指すためにもこれ以上引き離されたくない中で、FWアデミウソンが再び得点の匂いを漂わせ始めたのはプラス材料。かつ、控え選手の質も高まっており“流れを変えられる選手”が増えてきたのも大きな強み。先発予想メンバー以外で言うなら、藤本淳吾や泉澤仁、赤﨑秀平らがそれにあたる。またそうした選手の存在によって、試合の流れに応じてシステムを変えられるのも相手には脅威となっている。事実、川崎戦の後半も試合中に2度、人の配置やシステムを変更したことで攻撃が加速し、得点が生まれた。

 それを踏まえて、今節も選手層の厚みが武器となってくるだろう。なお、リーグでの仙台戦は3連勝中だ。

【マイナス材料】
 川崎戦をもって、U-20ワールドカップでも活躍し、最近はチームでも存在感を示しつつあったMF堂安律がFCフローニンゲン(オランダ)へ期限付き移籍。ドリブルという武器を備えた才能を1つ失う結果に。またFWパトリックとDF丹羽大輝の広島への完全移籍も発表された。丹羽はチームの精神的な拠り所でもあっただけにそれが今後どう響くかも心配だ。

 その堂安の抜けた攻撃面で心配なのは、ここ3試合複数得点が取れていないこと。先にも書いた通り、選手層に充実が見られることや、長沢駿に連続ゴールが生まれているのは好材料だが、彼以外の攻撃陣にはここ3試合ゴールが生まれていない。

 今節、現時点でリーグワースト2位の失点数である仙台に対しても、作り出した決定機を“ゴール”につなげられない時間が長く続くような展開になれば、苦しい試合になるだろう。

文:totoONE編集部

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