2017.04.21

【甲府vsC大阪プレビュー】サイドで細かくボールを動かす甲府…清武弘嗣と山下達也が約1カ月ぶりに復帰したC大阪

リーグ前節のG大阪戦で約1カ月ぶりに復帰したC大阪MF清武弘嗣(写真中央) [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
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■ヴァンフォーレ甲府 [5-3-2]の守備組織が機能している

【プラス材料】
 リーグ前節・新潟戦で公式戦の負けなしは「5」で止まったものの、第3節・浦和戦(1-4)を除くと今季はまだ守備がはっきり“崩された”試合がない。[5-3-2]の守備組織が機能していることは、甲府にとって明るい材料だ。

 攻撃面も阿部翔平の途中加入、エデル・リマの復帰によってボールを持てる選手が増えた。サイドで細かくボールを動かし、相手にとって嫌なスペースを突くという形が徐々に構築されつつある。

 また田中佑昌が前節からチームに復帰している。今季は3ボランチの左に入り、球際の争奪やカバーリングといった守備のタスクをこなしつつ、FWを追い越してスペースに飛び出す動きで新境地を築きつつある。ウイルソン不在の推進力を欠くチームにあって、彼のスプリントは攻撃の助けになるだろう。

【マイナス材料】 
 甲府はまずセットプレーの守備に苦しんでいる。リーグ第7節・新潟戦(16日/0-2)はCKから2失点。第6節・川崎戦(8日/1-1)もやはりCKから失点を喫しており、C大阪戦に向けて修正が急務だ。

 また前線の核であるウイルソンが右足ハムストリングの痛みで別メニューとなっており、新潟戦に続きC大阪戦の出場は難しそう。途中交代ながら良い働きをしているFW河本明人も、新潟戦後に脳震盪の症状が出て今節は欠場となる。FWは熊谷駿、ガブリエルも負傷欠場中で、リザーブも含めて陣容が手薄になっている。

 加えてディフェンスリーダーの山本英臣も、新潟戦の負傷により今週は全体練習から外れている。C大阪戦は吉田達磨監督の“やり繰り”が難しくなりそうな一戦だ。

文:大島和人

■セレッソ大阪 前節ではG大阪に引き分け、公式戦は7試合負けなし

【プラス材料】
 7試合で勝ち点を12に伸ばし、7位につける。前節ではG大阪に引き分け、J1リーグ戦の連勝は3でストップしたが、公式戦はこれで7試合負けなし。また、宿敵G大阪に対して前半から攻勢を仕掛けてチャンスを作り、杉本健勇には待望の2ゴールが生まれるなど、内容面でも向上している。

 清武弘嗣、山下達也も約1カ月ぶりに公式戦のピッチに復帰し、総力は確実に上がっている。今節では甲府とのアウェイ戦を迎えるが、チームとしては4月12日にルヴァン杯で対戦しており、相手のフォーメーションなど、戦い方をわかったうえで再戦できることは、プラス要素と言えるだろう。その時はシュートが少なく、攻め手を欠きスコアレスドローに終わっただけに、今回はG大阪戦のようにサイド攻撃を生かして相手に圧力をかけ、2試合ぶりの勝利を得たいものだ。

【マイナス材料】
 前節のG大阪戦では、第2節浦和戦以来の複数失点を記録。しかも、攻勢を仕掛けながら、スローインやCKといったセットプレー絡みから、一瞬の隙をつかれており、時間帯も後半の最初の15分、試合終了間際と、気をつけなければいけないところでゴールを献上してしまっている。先手を取られながら一度は逆転した、その反発力は、チームとしての成果と言えるが、試合の締め方も含めて、守備の立て直しは求められるところだ。

 また、ルヴァン杯の甲府戦では、両サイドバックの前にできたスペースを生かせず、逆に相手が攻め出た時に、そのサイドスペースへの対応に苦慮した。今回もサイドの攻防がチームの勝敗のカギを握るだろう。尹晶煥監督の采配、チームのピッチ内での意思統一の徹底も、今節は見どころになってくる。

文:totoONE編集部

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