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【C大阪vsG大阪プレビュー】3年ぶりの『大阪ダービー』…過去の対戦データはG大阪が圧倒

2017.04.14

本職ではない攻撃的MFでの出場が続くも、結果を残しているC大阪の山村和也 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

セレッソ大阪 リーグ戦3試合連続無失点中、上昇気流に乗りダービーを迎える

【プラス材料】
 リーグ前節では王者・鹿島にアウェイで山村和也の古巣凱旋ゴールにより1-0と勝利。しかも、守備面では3試合連続無失点と、着実に成果を残しているC大阪。順位も6位に浮上し、いい流れのなかで、3年ぶりとなる宿敵・G大阪との大阪ダービーに挑む。

 ミッドウィークのルヴァン杯、甲府とのアウェイ戦では、GKキム・ジンヒョン、MF木本恭生を除いて、メンバーをリーグ戦から総入れ替え。遠征に帯同しなかった柿谷曜一朗、山口蛍、マテイ・ヨニッチら主軸が十分な準備期間をもって調整。さらに、けがで戦列を離れていた山下達也、水沼宏太も復帰し、13日の全体練習には清武弘嗣も合流。メンバーが揃ってきたのも好材料だ。


 ホーム・ヤンマースタジアムのチケットも完売。最高の雰囲気の中、C大阪は2012年以来のG大阪戦勝利を目指す。

【マイナス材料】
 前節の鹿島戦では、狙いとしていたカウンターで、ようやく流れの中から得点を奪うことができた。しかし、ルヴァン杯でも甲府とスコアレスドローに終わったように、依然としてチームの課題は攻撃面。縦に速い攻めを重視する尹晶煥監督のサッカーが、チーム全体として成熟の域には程遠い。速攻と遅攻の使い分け、メリハリは、これからの試合でもテーマとなるだろう。

 また、クロスからのチャンスは増えているが、得点につながらない状況は続いている。その精度の向上も、チームの課題の1つだ。ちなみに、ヤンマースタジアムにて、3万人以上の観衆が入った試合では、16試合中2勝しかできず、4万人以上では2分2敗と勝っていないC大阪。今節は4万人以上が確実視される中、その負のジンクスを破って、サポーターと勝利の歌を響かせたい。

文:totoONE編集部

ガンバ大阪 直近のACL・江蘇蘇寧戦は0-3の完敗、ダービー勝利が何よりの良薬か

【プラス材料】
 ACL・江蘇蘇寧戦から中4日で迎える3年ぶりの『大阪ダービー』。過去のリーグ戦では19勝4分9敗と圧倒しているC大阪戦ということで、江蘇蘇寧戦の敗戦のショックを払拭するには格好の試合だ。

 2トップは長沢駿と、期限付き移籍で加入した赤崎秀平を据えた。アデミウソンの怪我の状態次第もあるが、赤崎も加入から約1ヶ月が経ち徐々にフィットが見られる。彼の裏への飛び出し、献身性が攻撃の新たな風となり、得点不足に苦しむチームの起爆剤になってくれることを期待したい。

 また、けがもあって広島戦を欠場し、江蘇蘇寧戦も控えメンバーにとどまった金正也も復帰の可能性大。サイドバックにも堅守のC大阪に対し、より攻撃的な選手を据えた。そこでいかに圧力をかけられるかが明暗を分けるポイントの1つだろう。

【マイナス材料】
 『大阪ダービー』を戦うのはG大阪が三冠を実現した2014年以来ということで、両サポーターの熱が高まりを見せているのは言うまでもないこと。当日のヤンマースタジアムはいつも以上の熱気で包まれることが予想される。

 G大阪としてはアウェイの地に乗り込んでの一戦だけに、まずはその空気感に飲み込まれないことが最重要。特に最後に戦った2014年リーグ第24節の『大阪ダービー』での先発メンバーと比べても、半分以上が入れ替わっている状況も含め『大阪ダービー』初心者もいると考えればなおさらだ。

 移動を含めた連戦の疲労度も気になる。また、けがで離脱中のアデミウソンは攻撃のキーマンだっただけに欠場となれば大きな痛手に。もちろん、堂安律や高木彰人ら、それを上回る若きニューヒーローの台頭を期待したいところだがーー。

文:totoONE編集部

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