チームの2点目を挙げた川崎MF中村憲剛(左) [写真]=
2017明治安田生命J1リーグ第3節が10日に開催され、川崎フロンターレと柏レイソルが対戦した。
前節はホームでサガン鳥栖と引き分けた川崎。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)と合わせて公式戦4試合で1勝3分けと、勝ち切れない試合が続いている。ただ、日本代表FW小林悠はその4試合で3得点と好調を維持。この試合でもエースの活躍に期待が懸かる。今節はセンターバックの一角にDF奈良竜樹が起用された。
対する柏レイソルは前節、ホームでガンバ大阪と対戦し、1-3の敗戦を喫した。連敗を避けたい今節も、GK中村航輔やFWクリスティアーノらが順当にスタメン入り。また、DF古賀太陽がプロ初スタメンを飾っている。負傷でG大阪戦を欠場したFWハモン・ロペスは今節も欠場となった。
開始早々の2分、川崎はエドゥアルド・ネット、大島僚太、小林とつないで最後は中村憲剛がミドルシュート。しかしこれは柏GK中村がかろうじて防いだ。対する柏も20分、右からのクロスに中央で武富孝介がヘディングシュート。決定的なシーンだったが、今度は川崎GKチョン・ソンリョンがビッグセーブでチームを救った。
42分、試合が動く。川崎は中村の左CKに谷口彰悟が頭で合わせてゴール。試合を優位に進めていた川崎が、先制に成功した。さらに前半アディショナルタイム1分、川崎は敵陣PA内で阿部浩之が柏DF中山雄太からボールを奪取。最後は中村が落ち着いてシュートを沈めて追加点を挙げた。
2点を追いかける柏は60分、クリスティアーノの右CKから最後は武富がヘディングでゴール。1点差に迫る。同点を目指して攻め続ける柏だったが、70分に中山がドリブル突破を図ろうとした川崎の中村を倒してレッドカードに。苦しい状況に追い込まれる。
試合終盤、柏はクリスティアーノ、ディエゴ・オリヴェイラを中心に川崎ゴールに迫ったがあと一歩及ばず。川崎が2-1で柏を下した。
次戦、川崎は14日にACLグループステージ第3節で広州恒大(中国)と、柏は15日にJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第1節で清水エスパルスと対戦する。
【得点者】
1-0 42分 谷口彰悟(川崎フロンターレ)
2-0 45+1分 中村憲剛(川崎フロンターレ)
2-1 60分 武富孝介(柏レイソル)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト