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ドーピング違反疑いの広島DF千葉和彦、暫定的資格停止が解除…公式戦出場可能に

2016.12.22

ドーピング違反の疑いで暫定的資格停止となっていた広島DF千葉和彦 [写真]=Getty Images

 サンフレッチェ広島は22日、公益財団法人 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)よりアンチ・ドーピング規則違反の疑いがあるとして暫定的資格停止処分を受けていたDF千葉和彦について、制裁措置が12月20日付で解除されたと発表した。

 千葉は10月25日のドーピング検査を受けた際、採取された検体から禁止物質(特定物質)の「メチルヘキサンアミン」が検出されたと広島が発表していた。同クラブは11月21日付でJADAから「違反が疑われる分析報告及び違反が行われた旨の主張に関する通知並びに暫定的資格停止に関する通知」を受けた。


 同通知により、千葉は「暫定的資格停止」となり、あらゆる公式試合への出場及びチーム練習、催事への参加が禁止されていた。

 今回の発表によると、千葉のドーピング検査によって検出された「メチルヘキサンアミン」は「当クラブが製造元に成分内容を確認し、ドーピング禁止物質を含まず安全であると判断したサプリメントを服用した結果」であるとのこと。千葉は20日付で「資格停止をともなわない譴責」との制裁を受けるとともに、暫定的資格停止措置が12月20日付で解除された。同選手は同日以降、公式試合への出場ならびにチーム練習および催事への参加が可能となった。

 広島は「誠に遺憾の極みであるとともに、多くの関係者の皆様にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申しあげます。今後は、アンチ・ドーピングに対する社内体制の抜本的見直しとともに、より一層の厳しい管理と指導をおこなってまいります」と謝罪の意を表明している。

 千葉は1985年生まれの31歳。2012年から広島でプレーしている。今季は明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第15節終了時点で全32試合中30試合に出場。第16節以降の公式戦3試合は暫定的資格停止処分により、出場することができなかった。

 広島は次戦、24日の天皇杯準々決勝で鹿島アントラーズと対戦する。

By サッカーキング編集部

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