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浦和が10年ぶりJ制覇に王手…主将・阿部のPK弾で鹿島との決勝初戦を制す

2016.11.29

浦和が1-0で鹿島との第1戦を制した。 ©J.LEAGUE PHOTOS

 明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ決勝の第1戦が29日にカシマスタジアムで行われ、鹿島アントラーズ浦和レッズが対戦した。

 セカンドステージ優勝、年間勝点1位でリーグ戦を終えた浦和。2006年以来10年ぶり2度目のJリーグ年間優勝を狙う。一方、ファーストステージ優勝、年間勝ち点3位の鹿島は、23日に行われた川崎フロンターレとの準決勝を制し、逆転で決勝進出を果たした。鹿島は2009年以来7年ぶり8度目のJ王者を目指す。ホームの鹿島は準決勝の川崎戦からFWファブリシオに代えてMF中村充孝を先発に抜てき。また、負傷により離脱していたMF柴崎岳がベンチメンバーに名を連ねた。一方、11月3日の横浜F・マリノス戦から3週間以上空く形となった浦和。横浜FM戦からは2名を変更し、MF宇賀神友弥とFW李忠成をスタメンで起用した。


 立ち上がりから積極的に出る両チーム。最初に決定機を迎えたのは浦和だった。8分、右サイドから李が左足でクロスを入れると、ゴール前の武藤がダイビングヘッドでネットを揺らした。しかし、ここはオフサイドの判定で得点は認められなかった。

 一方、鹿島は28分にセットプレーからチャンスを迎える。遠藤康の右CKから昌子源が飛び込んだが、ここはわずかに合わなかった。

 浦和は前半終了間際に得意のパスワークから決定機。44分、中盤右の柏木陽介が前線の興梠慎三へヒールパスを送ると、興梠がダイレクトで落として再び阿部へ。阿部がエリア手前右の武藤へ展開すると、武藤が右足シュートを狙った。しかし、ここはGK曽ヶ端準が左手1本で防ぎ、浦和に得点を許さなかった。このままスコアレスでハーフタイムを迎える。

 後半立ち上がりの51分、鹿島がビッグチャンスを作る。高い位置でボールを奪うと、土居聖真が右サイドの遠藤へスルーパス。GKと一対一となったが、遠藤が右足で放ったシュートはGK西川周作が飛び出してセーブ。浦和はピンチを免れた。すると57分、浦和の興梠がエリア内で西大伍に倒されたとしてPKを獲得。これをキッカーの阿部が真ん中に蹴り込み、浦和が先制に成功した。

 リードを許した鹿島は61分に中村を下げて柴崎を投入した。すると65分、左サイドで永木亮太がボールを拾うと、エリア内の遠藤へ浮き球のパスを入れる。胸で落としたボールを受けた柴崎が右足ダイレクトシュートを狙ったが、ここはDFがなんとかコースを変えた。

 浦和は68分に駒井善成を下げて関根貴大を、74分に武藤を下げて青木拓矢を、80分に興梠を下げてズラタンを投入した。一方、鹿島も遠藤を下げてファブリシオを前線に入れた。しかし、鹿島は最後まで同点ゴールを奪うことができず、第1戦は浦和が1-0で鹿島を下した。

 決勝第2戦は12月3日(19時30分キックオフ)に浦和のホーム・埼玉スタジアムで行われる。

【スコア】
鹿島アントラーズ 0-1 浦和レッズ

【得点者】
0-1 57分 阿部勇樹(PK)(浦和)

クラシコ

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