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【磐田vs浦和プレビュー】磐田はJ1残留に向けて正念場 浦和は2ndステージ、年間優勝が決まる可能性も

2016.10.28

ジュビロ磐田 前節はドローも、攻守両面で収穫あり

 年間13位の磐田は、2ndステージと年間順位でトップに立つ浦和をホームに迎える。残留と優勝。立場は違うが、両チームともに目標達成に向け、負けられない一戦となる。


 浦和はルヴァン杯を制し、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任後初タイトルを獲得した勢いに乗る。リーグ戦も5連勝中。この期間は14得点2失点と攻守に隙がない。前節新潟戦では終了間際に勝ち越すなど勝負強さも光る。優勝がかかった一戦に、6000人以上の浦和サポーターが駆けつける予定。磐田にとっては、相手サポーターの大声援も手ごわい敵になりそうだ。

 とはいえ、磐田は1stステージの敵地戦で勝利した。粘り強い守備から一瞬の隙を見逃さず、J1復帰後初勝利を挙げた記憶は選手たちの頭に刻まれている。残り2試合で降格圏との勝ち点差は「3」。安心できる状態ではないが、選手たちが悲壮感なく日頃の練習に取り組めているのは自信の表れだろう。

 前節名古屋戦での手応えも大きい。1-1の引き分けだったが、最終ラインを高く保ち、コンパクトな陣形で相手に迫るプレスは90分間崩れなかった。1stステージの好調を支えた連動した守備を取り戻し、攻撃面でも持ち味のサイド攻撃を中心に好機を何度も作った。今節は森下俊が出場停止明けで戻ってくるのも心強い。

 磐田が警戒するのは、浦和の司令塔である柏木陽介の配球だ。新潟戦でJ1通算100得点を挙げて好調を維持する興梠慎三ら強力攻撃陣を操る日本代表ボランチを自由にさせないことが重要だ。(totoONE編集部)

浦和レッズ 2ndステージ優勝に王手 他会場の結果次第で年間優勝決定も

 浦和は今節の磐田戦で引き分け以上の結果を出せば、地力での2ndステージ優勝が決まる。さらに浦和が勝利し、他会場の川崎が敗れれば、年間勝ち点1位も決定するという位置につけている。

 チームの雰囲気は非常に良い。ルヴァン杯で優勝して2007年のACL以来9年ぶりにタイトルを獲得したこと、そして現在リーグ戦5連勝中であることを考えれば、それも当然だろう。ただ、毎年のように終盤に失速して痛い思いをしてきただけに、選手たちに気の緩みはない。

 好材料なのは攻撃陣が元気なことだ。試合に絡んでいる主力5選手が日替わりにゴールを決め、チームの勝利に貢献している。特に興梠は直近5試合中3試合でゴールネットを揺らし、合計4得点。前節の新潟戦ではJ1通算100得点の金字塔を打ち立てるなど勢いに乗っている。失意に終わったリオデジャネイロ五輪後は心身ともにコンディションを崩していたが、この時期に復調してきたのはポストシーズンの大事な試合を見据える上でも非常に頼もしい。

 足首痛により新潟戦の出場を回避した柏木は27日の練習後に「ホンマに痛い。試合には出られないかもしれへん」と言い残してクラブハウスに入っていったものの、2日間の実戦形式メニューをフルで消化している。大事を取って今回も休ませる可能性はあるが、試合に出られない状況ではなさそうだ。

 また、ルヴァン杯決勝で爪から出血しながらプレーした関根も紅白戦をこなし、まだ痛みは残るものの、症状は改善されているという。新潟戦ではゴールをお膳立てしつつも全体的には本調子でなかったが、磐田戦ではもう少しギアの上がったプレーを見せてくれるだろう。(totoONE編集部)

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