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J1ライセンスは40クラブに、J3鹿児島はJ2ライセンス取得できず Jリーグが判定結果発表

2016.09.28

J3の鹿児島はJ2クラブライセンスを取得できなかった [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 Jリーグは27日、2017シーズンのJリーグクラブライセンス判定について発表。今シーズンの37クラブにザスパクサツ群馬とレノファ山口FCギラヴァンツ北九州を加えた40クラブにJ1ライセンス、5クラブにJ2ライセンスを発行した。ガイナーレ鳥取がJ2ライセンスを再取得したが、明治安田生命J3リーグ参入1年目の鹿児島ユナイテッドFCは同ライセンスを認められなかった。

 Jリーグでは、独立した第三者機関「クラブライセンス交付第一審機関(FIB)」がクラブライセンス制度を運営。同機関はアジアサッカー連盟(AFC)のライセンスに準拠しながら日本版にカスタマイズしたクラブライセンスの交付判定を行っており、クラブから提出された申請に基づいて財務状況やスタジアムのスペック、アカデミー部門の運営などに応じたクラブライセンスを発行している。J1ライセンスを持たなければ順位基準(J2リーグ戦2位以内)を満たしてもJ1に昇格を認められないなど、Jリーグを運営するうえでの重要な判断基準となる。


 J1ライセンスを再取得した群馬は公式HPにて声明を発表。「トレーニング施設につきましては、前橋市様が現在、同市下増田町内に整備中のサッカー場・クラブハウス施設において、平成29年1月末までの完成、利用開始を条件に、J1ライセンスをクリアすることができました」と伝えている。

 また、J2リーグ昇格1年目のシーズンを戦っている山口は初めてJ1ライセンスを取得。クラブ公式HPにて「2017シーズン開幕前日までに維新百年記念公園陸上競技場の改修工事および供用開始が実行されなかった場合」「2017年1月31日までにトレーニング施設『山口県立おのだサッカー交流公園』のクラブハウス建設工事及び共用開始が実行されなかった場合」には、J1クラブライセンスが取消されるか、制裁が科される可能性があると伝えている。

 そして北九州は、公式HPに原憲一代表取締役社長のコメントを掲載。「市の財政が大変厳しい状況にある中で、多くの事業費をかけて新スタジアムの建設に関わっていただいた皆様、北九州市民の皆様のご理解とご尽力の結果であると嬉しく思うとともに、感謝御礼申し上げます」と、現在建設中の新スタジアムについて言及している。

 上記3クラブが新たにJ1クラブライセンスを取得した一方で、鹿児島はJ2クラブライセンスを取得できなかった。同クラブはJ3リーグ第23節終了時点で3位につけているが、来シーズンのJ2リーグ昇格は不可能となった。

 鹿児島は公式HPにて、J2クラブライセンス不交付の理由を以下のように説明している。

「今回Jリーグから示された不交付の理由は、クラブライセンス交付規則番号I.01とI.03を充足していないことにあります」

「I.01は公認スタジアムのことで、クラブとスタジアム所有者とでJリーグ規約に定める要件を満たしたホームスタジアムにおいてホームゲームの80パーセント以上を開催できることが書面で合意されていない状態です」

「I.03はスタジアムの入場可能数のことで、現在のホームスタジアムである鹿児島県立鴨池陸上競技場は、2020年の鹿児島国体に向けて段階的に改修工事を行っておりますが、2016年度からメインスタンドの全面改修および屋根部分の改修工事を行うこととなっており、シーズン中を通して観客席10000人を常時満たすことが確約できない状態です。つまりJリーグ規約に定める要件を満たしたホームスタジアムが無い状態ということになります」

 2017シーズンのJリーグクラブライセンス一覧は以下のとおり。

▼J1クラブライセンス

北海道コンサドーレ札幌
ベガルタ仙台
モンテディオ山形
鹿島アントラーズ
栃木SC
ザスパクサツ群馬
浦和レッズ
大宮アルディージャ
ジェフユナイテッド千葉
柏レイソル
FC東京
東京ヴェルディ
川崎フロンターレ
横浜F・マリノス
横浜FC
湘南ベルマーレ
ヴァンフォーレ甲府
松本山雅FC
アルビレックス新潟
カターレ富山
ツエーゲン金沢
清水エスパルス
ジュビロ磐田
名古屋グランパス
FC岐阜
京都サンガF.C.
ガンバ大阪
セレッソ大阪
ヴィッセル神戸
ファジアーノ岡山
サンフレッチェ広島
レノファ山口FC
徳島ヴォルティス
愛媛FC
アビスパ福岡
ギラヴァンツ北九州
サガン鳥栖
V・ファーレン長崎
ロアッソ熊本
大分トリニータ

▼J2クラブライセンス

水戸ホーリーホック
FC町田ゼルビア
AC長野パルセイロ
ガイナーレ鳥取
カマタマーレ讃岐

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