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続投宣言から一転、名古屋が小倉監督の休養を発表 J2降格圏の16位に低迷

2016.08.23

退任が発表された名古屋の小倉隆史監督 [写真]=Getty Images

 名古屋グランパスは23日、小倉隆史GM(ゼネラルマネージャー)兼監督が休養することを発表した。

 小倉氏は、1992年に四日市中央工業高校から名古屋グランパスに入団。その後、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、コンサドーレ札幌などでプレーした。2006年に現役を引退し、J1通算166試合出場で34得点を記録している。2015年6月には名古屋のチーム統括部GM補佐に就任していた。


 同氏は、今季からGM兼監督に就任することが決定したが、2016明治安田生命J1リーグではファーストステージで14位と低迷。ファーストステージ第11節からセカンドステージ第9節まで、クラブ史上ワーストとなるリーグ戦17試合勝ちなしとなり、セカンドステージは2分9敗の勝ち点2で最下位に沈む。年間順位はJ2降格圏の16位で、15位のヴァンフォーレ甲府とは勝ち点7差をつけられており、降格の危機に瀕している。7月23日には久米一正社長が緊急会見を開き、小倉監督の続投を繰り返し強調していた。

 小倉監督は休養に際し、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。

名古屋グランパスが『改革元年』と位置付けたシーズンにGM兼監督という重責を担わせていただき、自分自身、愛するクラブをなんとかしたいという思いで、全力で取り組んできました。また、フロント・スタッフ・選手も全員が一生懸命に取り組んでくれましたが、自分の力不足により、このような状況を招いてしまったことは、本当に申し訳なく思っています」

「ファン・サポーターの皆さまには、このような苦しい状況の中でも常に熱い応援でチームをサポートしていただいたにもかかわらず、ご期待に沿うような結果を残すことができず、皆さんを笑顔にできなかったのは残念でなりません」

「今シーズンのリーグ戦は、残り8試合となりましたが、まだまだ厳しい闘いは続きます。ファン・サポーターの皆さまには、引き続きチームをサポートしていただき、チームと共に闘っていただきたいと思います」

「8カ月間ではありましたが、ファン・サポーターの皆さまをはじめ、スタッフ、選手、そして応援していただいたクラブに関わる全ての皆さまに感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」

 後任には、8月1日に同クラブのアシスタントコーチに就任していたボスコ・ジュロヴスキー氏が就くと発表。ジュロヴスキー氏は1961年生まれの54歳。レッドスター・ベオグラードなど複数クラブで指揮官を歴任し、2008年に名古屋のアシスタントコーチに就任した。当時の指揮官だったドラガン・ストイコヴィッチ監督の下で2010年のJ1リーグ初制覇に貢献し、2013シーズン終了まで名古屋でアシスタントコーチを務めた。翌2014年にはマケドニア代表の指揮官に就任。成績不振のため、2015年4月に解任された。
 

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