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小林7戦連発、大久保はJ1通算170得点…快勝の川崎が16戦無敗で首位キープ

2016.08.06

大久保(右)のJ1通算170得点目で先制した川崎。4-0の快勝を収めた [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第7節が6日に行われ、川崎フロンターレヴァンフォーレ甲府が対戦した。

 川崎は前節、湘南ベルマーレとの“神奈川ダービー”を3-2で制し、年間順位とセカンドステージの首位をキープ。連続無敗記録は「15」にまで伸びており、今節もホームで白星を狙う。先発には、クラブ新記録となる6試合連続ゴール中の小林悠や、大久保嘉人、中村憲剛らが名を連ねた。


 対する甲府は年間順位で15位と苦戦。残留に向けて1ポイントでも持ち帰りたいところだ。先発にはマルキーニョス・パラナやドゥドゥらが起用され、3日に加入が発表されたダヴィはベンチ入りを果たしている。

 序盤からボールを支配して試合の主導権を握った川崎は18分、敵陣中央の中村が前線に浮き球のスルーパスを送ると、エリア内右に抜けだした小林が右足で合わせたが、ここは飛び出したGKに阻まれ得点とはならない。さらに20分、エリア手前右の中村がゴール前に浮き球のパスを通し、抜け出した大塚翔平が右足ダイレクトでシュート。しかしGKに当たったボールは左ポストに阻まれてしまった。

 甲府は26分、カウンターを仕掛けるとエリア内左でボールを受けた稲垣洋が中央へ落とし、走り込んだドゥドゥがシュートを放ったが、うまくミートすることができなかった。31分には左サイドを崩すと、田中佑昌のクロスにドゥドゥが右足ダイレクトで合わせたが、DFに当たったボールは枠の左へ逸れた。

 試合が動いたのは44分。左CKを獲得した川崎は、橋本晃司が上げたクロスにファーサイドの大久保がヘディングで合わせる。このシュートがゴール左に決まり、貴重な先制点となった。なお、J1通算最多得点記録を更新中の大久保にとっては、これが通算170ゴール目となった。前半はこのまま川崎の1点リードで折り返す。

 川崎はハーフタイムに橋本を下げて三好康児を投入した。すると後半立ち上がりの48分、敵陣深い位置で相手ボールを奪った三好がマイナス方向に折り返すと、これがDF土屋征夫に当たってオウンゴールとなり、川崎のリードが2点に広がった。

 勢いに乗る川崎は56分、中村から浮き玉のスルーパスを受けたエリア内右の小林が、ワントラップから左足ボレー。これがゴール左に突き刺さり、リードが3点に広がる。小林にとっては7試合連続の得点となった。さらに69分、高い位置でボールを奪うと、大久保が右サイドを駆け上がったエウシーニョにラストパス。フリーでこれを受けたエウシーニョがエリア内右から落ち着いて右足のシュートをゴール左下に沈めた。

 その後はスコアが動くことはなく、試合はこのまま4-0で終了。快勝を収め、16試合負けなしとした川崎が首位をキープしている。

 次節、川崎は13日に敵地でサガン鳥栖と、甲府は同日にホームでアルビレックス新潟と対戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 4-0 ヴァンフォーレ甲府

【得点者】
1-0 44分 大久保嘉人(川崎)
2-0 48分 OG(土屋征夫)(川崎)
3-0 56分 小林悠(川崎)
4-0 69分 エウシーニョ(川崎)

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