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小林悠が6戦連発…川崎、湘南との“神奈川ダービー”制して首位キープ

2016.07.30

車屋(左端)の先制ゴールを喜ぶ川崎の選手たち [写真]=清原茂樹

 2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第6節が30日に行われ、湘南ベルマーレ川崎フロンターレが対戦した。

 湘南がホームに川崎を迎えての“神奈川ダービー”。年間順位で16位と降格圏に沈む湘南はなんとか勝ち点3を獲得したいところ。対する川崎は年間順位でトップに立ち、セカンドステージでも前節終了時点で首位に浮上。14試合負けなしと好調を維持している。


 最初にチャンスを作ったのはアウェーの川崎。13分、エリア内で浮き球のパスを受けた小林悠が後方に落とすと、中村憲剛が右足インサイドで狙う。しかしこのシュートは左ポストを直撃した。さらに直後の16分、エリア手前右の好位置でFKを獲得すると橋本晃司が右足で直接狙ったが、今度はクロスバーに阻まれた。

 湘南は30分、左からのCKに菊池大介が頭で合わせたが、シュートはGKに阻まれた。すると32分に川崎が試合を動かす。敵陣中央でボールを持った中村が左サイドへ展開。このパスを受けた車屋紳太郎が個人技でDFを抜き去りエリア内に侵入すると、最後は左足でゴール右隅に流し込んだ。

 前半はこのまま川崎の1点リードで折り返す。

 後半立ち上がりの48分、川崎はハーフウェイライン付近の中村が左サイドを駆け上がった車屋にスルーパスを通すと、ドリブルでDFをかわした車屋はグラウンダーのクロスを供給。これをゴール前に走り込んだ大久保嘉人が押し込んでリードが2点に広がった。

 勢いに乗る川崎は60分、右からのCKをエリア内中央の小林がヘディングで叩き込み、3点目をマーク。小林にとってはこれが6試合連続のゴールとなった。だが、直後の63分、湘南はエリア内左でパスを受けた大竹洋平が反転から左足でシュートを放つと、GKの手を弾いたボールがゴールへ転がり込み、スコアは3-1となった。

 77分、湘南は左サイドでFKを得ると、大竹のクロスにファーサイドのウェズレイが頭で合わせる。だが、シュートは惜しくもクロスバーを叩いた。だが終了間際の90分、再び左サイドでFKを獲得すると、エリア内右のアンドレ・バイアが放ったヘディングシュートがゴール左に決まり、湘南が1点差に詰め寄る。

 同点を目指す湘南は6分間のアディショナルタイムも攻撃を続けたがあと一歩及ばず、試合は3-2で終了。ダービーを制した川崎が首位をキープした。

 次節、湘南は8月6日に敵地で浦和レッズと、川崎は同日にホームでヴァンフォーレ甲府と対戦する。

【スコア】
湘南ベルマーレ 2-3 川崎フロンターレ

【得点者】
0-1 32分 車屋紳太郎(川崎)
0-2 48分 大久保嘉人(川崎)
0-3 60分 小林悠(川崎)
1-3 63分 大竹洋平(湘南)
2-3 90分 アンドレ・バイア(湘南)

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