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川崎、小林悠の5戦連発弾で“多摩川クラシコ”制す…FC東京は3連敗

2016.07.23

小林悠のゴールを喜ぶ川崎メンバー [写真]=清原茂樹

 2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第5節が23日に行われ、川崎フロンターレFC東京が対戦した。

 年間首位の川崎と同9位のFC東京が激突する今季2度目の “多摩川クラシコ”。セカンドステージに入って3勝1分けと好調の川崎は、リオデジャネイロ・オリンピックによりMF大島僚太とMF原川力が離脱。だが、9日の同第2節名古屋グランパス戦で負傷し、3〜4週間の離脱と診断されていた主将MF中村憲剛がわずか2週間で復帰を果たし、4試合連続ゴール中のFW小林悠らと先発メンバーに名を連ねた。


 対して、セカンドステージから1勝3敗と苦しい戦いが続いているFC東京。今節は2連敗中の“多摩川クラシコ”で白星を狙う。また、川崎と同様にDF室屋成とMF中島翔哉の2名がリオ五輪のため離脱。今節はFWムリキやMF東慶悟らが先発入りし、19歳のDF小川諒也も左サイドバックで4試合ぶりの先発出場となった。

 前半は川崎が主導権を握る。15分、右サイドから大久保嘉人が鋭いパスを供給。ペナルティエリア手前中央でボールを受けた橋本晃司が左足を振り抜くが、シュートはクロスバー直撃。23分にはエリア手前右から大久保が強烈なミドルシュートを放つが、これはGK秋元陽太にセーブされた。

 一方のFC東京は33分にアクシデント発生。米本拓司がプレー中に負傷し、右ひざを抱えて倒れこむ。試合が一時中断し、35分に米本はそのまま担架で運び出されて、高橋秀人との交代を強いられた。

 川崎は45分、エリア内でキープした小林の落としに、中村がエリア手前中央で右足ダイレクトシュート。だがこれもGK秋元陽太にキャッチされた。前半はこのままスコアレスで折り返す。

 後半に入ってFC東京は65分、高橋が縦への絶妙なスルーパスを入れる。反応したムリキがエリア内右に抜け出し、GKとの1対1で右足を振り抜くが、シュートはGKチョン・ソンリョンの好セーブに阻まれた。一方の川崎は67分、右サイドからの折り返しを受けた小林が、エリア内右で右足を振り抜くが、シュートは枠を捉えられなかった。

 81分、ついに均衡が破れる。エリア内左に抜け出した車屋紳太郎がクロスを供給。中央で小林が頭で合わせてゴール左隅に決めた。小林は5戦連発で、2003年から2011年に在籍したジュニーニョが持つクラブ記録に並んだ。

 FC東京も終盤に猛攻を見せるが、試合はこのままタイムアップ。川崎が1-0で“多摩川クラシコ”を制し、年間首位の座をキープした。一方、敗れたFC東京は3連敗となった。

【スコア】
川崎フロンターレ 1-0 FC東京

【得点者】
1-0 81分 小林悠(川崎)

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