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徳島、元カメルーン代表FWを獲得…南アW杯の“10番”、日本と対戦

2016.07.20

南アフリカW杯に出場したアチーレ・エマナ。日本戦では途中出場でピッチに立っている [写真]=Getty Images

 徳島ヴォルティスは20日、スペイン2部のヒムナスティック・タラゴナに所属する元カメルーン代表FWアチール・エマナを完全移籍で獲得したと発表した。背番号は「20」に決まった。

 アチール・エマナは1982年生まれの34歳。バレンシアの下部組織を経てトゥールーズでトップチームデビューを果たすと、2008年にはベティスへ移籍した。2011年にはサウジアラビアのアル・ヒラルへ移籍し、中東でのキャリアをスタート。UAE(アラブ首長国連邦)のアル・アハリとアル・ワスルと渡り歩き、2013年にメキシコのクルス・アスルへ移籍した。同国のアトランテを経て、昨年8月にスペイン2部のヒムナスティック・タラゴナへと加入。同クラブではDF鈴木大輔とともにプレーした。

 同選手は2003年からカメルーン代表に名を連ね、同年のコンフェデレーションズカップでは準優勝を経験。2010年の南アフリカ・ワールドカップでは本大会メンバーに選出され、同国代表の背番号「10」を着けた。6月14日に行われたグループステージ第1節の日本代表戦では後半途中からピッチに立っている。同大会では3試合中2試合に出場した。

 移籍加入にあたり、アチール・エマナは以下のようにコメントしている。

「これまで様々な国でプレーをしてきて、様々な文化を吸収してきたのですが、これから更に成長をしていくためにもこれまでと全く違った文化に触れてプレーや生活をしてみたいという気持ちがありました。今回、徳島ヴォルティスからオファーをいただいて、その気持ちとマッチしたので日本でプレーすることを決めました」

「自分自身の性格は本当に負けず嫌いで、試合には常に勝つことしか考えていませんし、負けることが本当に嫌いです。毎試合全力で勝利を追求するような性格ですので、それをうまくチームに出していきたいと思います」

「求められるポジションはどこでもこなせますが、プレースタイルとして、立ち止まらずに常に動いてパスをもらって、動き直してという連続が自分の1つの特徴だと思っています。チームの勝利に毎回貢献していくということを常に意識しています。また、グラウンドの内外を問わず、喜びや楽しさを表現していきたいですし、チームメートや観に来ていただく方にも、そういった部分も感じてもらえるようなプレーをしたいと思います。それが最終的にチームの目標のために最大限貢献できる手段だと思っています」

By サッカーキング編集部

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