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【予想スタメン】甲府はエース移籍がプラスに転じる可能性も…今季2戦はアウェーチームに分

2016.07.01

1stステージ全試合に出場した甲府MF稲垣祥(左)やMF田中佑昌に期待がかかる [写真]=Getty Images

2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第1節
7月2日 18:00 ヴァンフォーレ甲府 vs ヴィッセル神戸(@山梨中銀スタジアム)

ヴァンフォーレ甲府 エース移籍で攻撃力に課題、土屋復帰は明るい話題

 1stステージの開幕戦で快勝した神戸が相手だが、その時に2得点を挙げたクリスティアーノは柏に移籍。前線で存在感を発揮したニウソンも負傷中で、近日中の退団が既定路線とされており、勝利の立役者を欠いての一戦になる。新外国籍選手の合流は来週になる見込みで、当面は田中佑昌、吉野峻光、熊谷駿といった選手が空いたポジションを担うことになりそうだ。とはいえ、マイナス面ばかりではなく、日本人選手ならではの勤勉さや粘り強さで、前線での守備意識については、プラスに作用する可能性もある。


 また、J1・1st第17節は「6試合が組まれている7月に、より不安のないコンディションで臨むため」(チーム関係者)急遽欠場となった土屋征夫が、仕切り直して今節から復帰の予定。チームは現在リーグ最多失点を喫しているが、その要因の一つに「ボール保持者にプレッシャーを掛けられていないため、相手に自由を与え過ぎている」(佐久間悟GM兼監督)ことが挙げられる。だからこそ「相手に精神的なプレッシャーを掛ける意味でも、もう少し自分たちからアクションを起こして、高い位置でボールを奪いにいく回数を増やしていかないと」(新里亮)。そのためには「自分たちはもっと前からいける考え方を、バウル(土屋)さんは持っている。そうした選手が発信してくれる」(稲垣祥)効果は小さくないはずだ。

 このカードは昨季まで、ホームの山梨中銀スタジアムでは甲府の3勝1分。反対にアウェーのノエビアスタジアム神戸だと4戦全敗と、見事に“地の利”が働いていた。ところが今季は逆転し、リーグ戦では甲府が、ルヴァン杯では神戸が、それぞれ敵地で勝利している。今年3度目の対戦。果たして今回は、どちらの目が出るだろうか。(渡辺功)

■甲府予想スタメン
5-4-1
GK
河田晃兵
DF
橋爪勇樹
土屋征夫
畑尾大翔
新里亮
松橋優
MF
ビリー・セレスキー
黒木聖仁
稲垣祥
田中佑昌
FW
チュカ

ヴィッセル神戸 リーグ戦は7試合白星なし、新戦力MFニウトンのデビューはまだ先か

 1stステージ最終節のアウェー浦和レッズ戦に1-3で敗れ、リーグ戦7試合で白星のない神戸。年間順位も12位に後退した。気持ちを切り替えて挑む2ndステージでは、インテルナシオナルなどで活躍した大型ボランチのニウトンが新加入。レアンドロ、ペドロジュニオールとの“ブラジル人トライアングル”が話題を集めそうだが、今節でのJリーグデビューは微妙なところだろう。

 J1・2nd第1節で戦う甲府とは、1stステージの開幕戦でも対戦している。ホームでの試合は神戸が0-2で敗れた。引いてブロックを組む甲府の守備を最後まで崩せず、シュート数はわずか5本。試合後の会見でネルシーニョ監督は「相手が引いている中で、中盤でボールをつなぐことは簡単だったが、重要なのはアタッキングサードをいかに攻略するか。相手の罠にハマった試合」と振り返っている。今節も神戸がポゼッション、甲府がカウンターという図式は変わらないと思われるだけに、カギはアタッキングサードの攻略になりそうだ。

 その予想でいくと、神戸は前節の浦和戦で3バックシステムを採用してミラーゲームに挑み、ある程度の手応えをつかんでいる点が興味深い。右ウイングバックで出場した小林成豪が積極的なドリブルでチャンスメイクした場面もある。浦和と似たシステムを組む甲府との対戦でも、好調な小林のドリブルは一つの突破口になりそうだ。(totoONE編集部)

■神戸予想スタメン
4-4-2
GK
キム・スンギュ
DF
高橋峻希
北本久仁衛
伊野波雅彦
相馬崇人
MF
小林成豪
田中英雄
藤田直之
渡邉千真
FW
ペドロ・ジュニオール
レアンドロ

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