ヘーレンフェーン移籍の可能性を報じられている小林祐希 [写真]=AMA/Getty Images
ジュビロ磐田に所属する日本代表MF小林祐希が、週明けにもエールディヴィジ(オランダ1部リーグ)のヘーレンフェーンでトレーニングに参加することになった模様だ。オランダ紙『Leeuwarder Courant』の報道を、同国のメディア『Fean Online』などが伝えた。
報道によると、ヘーレンフェーンのテクニカルディレクターに就任したゲリー・ハムストラ氏が『Leeuwarder Courant』に対し、小林が同クラブのトレーニングに参加することを認め、同氏は「彼(小林)が技術的に、そして戦術的にどこまでできるのかを見たい。彼のパーソナリティーも知りたい」とコメントしたという。なお、練習参加は今月27日からの予定と報じられている。
小林が所属する磐田は25日に明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ最終節でベガルタ仙台とホームで対戦。翌週末(7月2日)にはセカンドステージ第1節のサンフレッチェ広島戦を控えている。
小林については15日、『Leeuwarder Courant』など複数メディアがヘーレンフェーンからの関心を報道。日本とオランダが1896年に調印、1912年に改正した日蘭通商航海条約が現在も有効であることにより、労働許可が不要である旨などが伝えられていた。
小林は1992年生まれの24歳。東京ヴェルディの下部組織出身で、高校3年時の2010年には2種登録選手としてJ2リーグ4試合出場を記録した。翌2011年にトップチームに昇格して中心選手となり、2012年には背番号が「10」に変更、キャプテンに就任した。そして2012年7月、磐田への期限付き移籍が決定。同年12月に完全移籍での加入へと移行した。昨シーズンは明治安田生命J2リーグで40試合出場6ゴールを記録し、J1復帰に大きく貢献。今季はここまでJ1リーグ15試合出場で4得点の成績を残しており、今年5月にはキリンカップサッカー2016に臨む日本代表に初招集。6月7日のボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表戦でデビューを果たしていた。
ヘーレンフェーンは1920年創立のクラブ。2008-09シーズンにKNVBカップを制覇し、初タイトルを獲得した。今シーズンのエールディヴィジは11勝9分け14敗の勝ち点42で12位だった。
By サッカーキング編集部
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