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熊本、ホーム再開戦で奮闘も1点に泣く…代替会場の柏で水戸に完封負け

2016.05.22

代替会場の日立柏サッカー場でホームゲームに臨んだ熊本 [写真]=浦正弘

 2016明治安田生命J2リーグ第14節が22日に行われ、ロアッソ熊本水戸ホーリーホックが対戦した。

 熊本にとって同試合は、4月9日の第7節レノファ山口FC戦以来のホームゲーム。熊本のホームである「うまかな・よかなスタジアム」で開催することが予定されていたが、4月14日に発生した「平成28年熊本地震」の影響により、試合会場は日立柏サッカー場(千葉県柏市、柏レイソルの本拠地)で代替開催されることとなった。約1カ月ぶりのリーグ戦となった15日の前節ジェフユナイテッド千葉戦は0-2と完敗。思うように練習ができずコンディション調整に苦しむ中、何とか勝ち点をもぎ取りたい。先発メンバーには主将を務めるDF岡本賢明、FW巻誠一郎らが名を連ねた。一方、チーム最多の4得点を挙げている清武功暉はベンチ外となっている。


 先にチャンスを作ったのはアウェーの水戸。7分、兵働昭弘がエリア外左から船谷圭祐とのパス交換でエリア付近中央に進入。左足でミドルシュートを放ったが、GK佐藤昭大にキャッチされた。

 対する熊本は27分、中盤でボールを拾った上村周平がエリア内左で粘ってボールをキープすると、迷わず右足を振りぬいた。ボールは相手DFに当たってコースが変わったが、GK本間幸司にキャッチされた。

 水戸が42分に決定機を迎える。湯澤洋介がエリア外左から中央にドリブルで仕掛けていって横パスを出す。これは相手DFがクリアしたが、こぼれ球に反応した船谷圭祐が右足で強烈なミドルシュート。ゴール右隅を捉えたが、GK佐藤が好セーブで何とか弾き出した。前半はこのまま終了し、スコアレスで折り返す。

 後半に入ってなかなか両チームともにシュートまで持ち込むことができない時間帯が続く。しかし64分に熊本がゴールに迫る。嶋田慎太郎がエリア外中央から右サイドに走り込んだ岡本にスルーパス。エリア内右からグラウンダーのクロスを送ったが、中央に飛び込んだ巻にはわずかに合わず、GK本間にセーブされた。

 水戸は73分、途中出場の山村佑樹がドリブルでエリア付近中央に運ぶと、相手DFをかわして右足でシュートを狙う。ボールは枠を捉えたが、GK佐藤の正面をついてしまう。

 81分、遂に試合の均衡が破れる。左サイドでボールを受けた船谷が個人技で敵陣深い位置まで突破する。左足でグラウンダーのクロスを供給すると、ニアサイドに飛び込んだ三島康平が右足でゴールに流し込み、水戸が先制に成功する。

 このまま試合は終了し、熊本は攻守に奮闘したが約1カ月半ぶりのホーム再開戦を白星で飾ることができず。2試合連続の無得点でリーグ戦4連敗となった。対する水戸は4試合ぶりの勝利を挙げている。

 次節は28日、熊本はノエビアスタジアム神戸でFC町田ゼルビアと、水戸は敵地でカマタマーレ讃岐と対戦する。

【スコア】
ロアッソ熊本 0-1 水戸ホーリーホック

【得点者】
0-1 81分 三島康平(水戸ホーリーホック

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