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【予想スタメン】“左の中村”と“右のクリスティアーノ”が競演…横浜FMは日産スタジアムで今季初白星なるか

2016.05.06

セットプレーから好機を演出する横浜FMの中村俊輔(左) 、甲府のクリスティアーノ(右) [写真]=Getty Images

横浜F・マリノス 日産スタジアムでは4戦未勝利、中澤の記念すべき一戦で4試合ぶりの白星を狙う

 前節のアウェー名古屋グランパス戦は1-3で敗れ、4季ぶりとなる3連敗を喫した。3失点はカップ戦で一度あるが、リーグ戦では今季ワースト。一時は4位だった順位も9位まで落ちた。4試合ぶりの白星を奪い、悪い流れを払拭したい。


 敗れたこの3試合は、いずれもシュート数で相手を上回ってきた。名古屋戦でもトップ下の中村俊輔がパスワークの中心となり、シュート数は相手よりも6本多い17本。CKは12本あり、チャンスの数自体は多い。課題はフィニッシュの精度だ。

 連戦となるが、先発メンバーが大きく変わることはないだろう。マルティノスが負傷離脱の右サイドは、ユース上がりのルーキー遠藤渓太か前節は途中出場だった前田直輝。1トップはカイケを継続するか、名古屋戦で途中出場してリーグ戦初ゴールを決めた伊藤翔の可能性もありそうだ。ここ3試合はすべて先制機を逃し、追う展開を作ってしまった。攻撃陣の奮起が何より重要だ。

 今節はホームに甲府を迎える。現在、日産スタジアムでは2連敗中で4戦未勝利と勝てていないが、甲府戦はホームで6戦不敗(4勝)と相性が良い。昨夏の対戦では2-0で快勝している。4戦未勝利と苦しんでいる相手の守備を連動した攻撃で崩し、先手を取れればこっちのペースだ。また、今節は元日本代表のベテランDF中澤佑二の100試合連続フル出場が懸かる一戦。チームの顔の鉄人記録を勝利で飾りたい。(totoONE編集部)

■横浜FM予想スタメン
4-5-1
GK
飯倉大樹
DF
小林祐三
中澤佑二
ファビオ
下平匠
MF
喜田拓也
中町公祐
遠藤渓太
中村俊輔
齋藤学
FW
カイケ

ヴァンフォーレ甲府 リーグ戦は9試合連続失点中で守備に課題、けが人続々復帰で明るい兆しも

 リーグ第10節の柏レイソル戦は「完敗」(佐久間悟GM兼監督)の内容で、リーグ戦5試合ぶりの敗戦となった。とはいえ、ここ5試合で積み上げた勝ち点は「6」。これは横浜FMの「4」を上回っている。

 完敗直後の甲府と、3連敗中の横浜FM。両チームに共通するのは、無失点で試合を終えられていないこと。甲府は第2節からリーグ9試合連続で失点中。対する横浜FMの無失点試合も、スコアレスドローだった第6節の浦和レッズ戦のみ。どちらも堅守の看板が揺らいでいる現状を踏まえると、今節の対戦はお互い失点しないことを最優先に、手堅く試合を進めにいくことが予想される。

 そこで心強いのは、クリスティアーノのFK精度が高まっていること。第9節アルビレックス新潟戦では2ゴールを演出。柏戦ではゴールこそならなかったが、左ポストを叩く惜しい一撃があった。ゲームが膠着すれば、なおさらセットプレーは重要になる。稀代の名手、中村俊輔とは球質が異なるが、両エースのFKの競演は、この一戦の注目ポイントになりそうだ。

 負傷者が相次ぐ中、新潟戦で右ひざを負傷した新井涼平はしばらく離脱が避けられない様相。その中で土屋征夫、石原克哉、橋爪勇樹ら、一部選手が全体練習に合流し始めたのは、前向きな材料。柏戦後の佐久間GM兼監督は「週末には戻ってくる選手もいると思う」と、期待を込めて語っていた。

 これまで日産スタジアムでは1分3敗と勝利がないが、今季は同様に過去勝利のなかったノエビアスタジアム神戸で初勝利して、ジンクスを打ち破ってきた。果たして再現なるだろうか。(渡辺功)

■甲府予想スタメン
5-4-1
GK
河田晃兵
DF
松橋優
畑尾大翔
山本英臣
津田琢磨
田中佑昌
MF
黒木聖仁
稲垣祥
河本明人
クリスティアーノ
FW
チュカ

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