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【予想スタメン】G大阪、ACL敗退のショックを拭えるか…敵地で相性抜群の福岡と対戦

2016.04.22

ACL水原三星戦でPKを外して悔しがる宇佐美貴史 [写真]=Getty Images

アビスパ福岡 2試合連続完封、堅守発揮もゴールが遠い

 熊本地震の影響で16日のリーグ戦が中止となり、中9日でナビスコ杯第4節に臨んだ福岡。熊本の隣県である福岡も大きな揺れがあり、選手たちにも「ふわふわしたような雰囲気があった」(鈴木惇)と、少なからず動揺があった。しかし、20日のナビスコ杯はベガルタ仙台とスコアレスドロー。勝ち点3は奪えなかったが、堅守を貫くことができた。


 仙台戦では、10代の冨安健洋、邦本宜裕に加え、五輪世代の亀川諒史、為田大貴といった若手が躍動。特に初先発となった冨安と邦本は、FWウェリントンに頼りがちな従来の攻撃スタイルとは異なり、最終ラインからボールを引き出し、ポゼッションから攻撃を組み立てる新しいスタイルを示した。まだまだ完成度は高くないが、チームにとって収穫だっただろう。ただし、公式戦2試合連続でスコアレスドローとなり、ゴールが遠ざかっている点は依然として課題だ。また、ナビスコ杯では数名の選手をターンオーバーしたため、攻撃の要であるウェリントン、金森健志などは出場せず、彼らは中13日とイレギュラーな調整期間となる。試合から遠ざかっている点がプラスになるか、マイナスになるか。

 一方、G大阪は連敗中。福岡としては、波に乗り切れないうちに叩きたいところだが、G大阪の攻撃サッカーにどう対応するか。最終ラインとなる5枚と中盤の連動がポイントになる。G大阪の前線のポテンシャルは高いが、無失点で凌ぐ時間が長くなれば、勝機は必ずやって来る。(新甫條利子)

■福岡予想スタメン
3-4-3
GK
イ・ボムヨン
DF
キム・ヒョヌン
堤俊輔
田村友
MF
實藤友紀
末吉隼也
ダニルソン
亀川諒史
FW
城後寿
ウェリントン
金森健志

ガンバ大阪 ACL敗退で攻守の課題が明白に、福岡とは相性抜群

 直近のACL第5節水原三星戦に敗れ、最終節を待たずにグループステージ敗退が決定。宇佐美貴史のPK失敗がクローズアップされるが、それ以上に深刻なのは、ここ数試合見られる“枚数は足りているのに相手に好機を見出させてしまう守備力”や、流れの中で前線にゴールが生まれていないこと。つまり、守備にも攻撃にもどっちつかずになっていることが、より悪い流れを生んでしまっている印象だ。近年は堅守をベースにした上での攻撃力が勝利を裏付けてきたと考えても、今一度、原点に立ち返る必要があるだろう。

 ただし、プラス材料もある。ディフェンスラインに統率力のある丹羽大輝が戻ってきているのも一つで、仙台戦のように守から攻がスムーズに展開されれば大量得点を奪えるコンビネーションが確立されつつあるのも一つだ。いや、その現状を「確立された」と言い切れる状態にしていくためにも、FWアデミウソンを使い続けることは得策と思われる。

 また、ACL敗退のショックを早急に振り払うためにも、この連戦を生かさない手はない。福岡とは、公式戦では2013年以来、3年ぶりの対戦だが、過去のJ1での対戦成績を見ると8勝2分2敗。しかも近年は5勝2分と7試合負けなしだ。もちろん、未だリーグ戦での白星がない福岡もホーム戦に並々ならぬ決意で臨むはずだが、G大阪としては国内戦に気持ちを切り替えるためにも、是が非でも白星をつかみ、浮上のきっかけにしたい。(totoONE編集部)

■G大阪予想スタメン
4-4-2
GK
東口順昭
DF
米倉恒貴
丹羽大輝
金正也
オ・ジェソク
MF
阿部浩之
遠藤保仁
今野泰幸
倉田秋
FW
アデミウソン
宇佐美貴史

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