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【予想スタメン】ホーム初白星を狙う名古屋、攻撃陣を牽引する松田力の活躍が勝利のカギに

2016.03.18

川崎戦でゴールを決めた松田 [写真]=Getty Images

名古屋グランパス 今季ホーム初白星を目指し、ここ5年未勝利の仙台戦に臨む

 瑞穂と豊田の“二都物語”を宣言した名古屋にとっては、3度目の開幕戦となる。アウェーでジュビロ磐田とリーグ開幕戦を戦い、前節は豊田でホーム開幕戦を迎えた。今度は聖地、パロマ瑞穂スタジアムでの今季初戦である。小倉隆史GM兼監督が現役時代を戦った思い出のスタジアムで迎え撃つのは、ここ5年でリーグ戦勝利のない仙台だ。昨季はリーグ2戦ともに黒星を喫しており、決して相性の良い相手とは言えない。


 さらに、今週は主力のコンディションに不安要素がある。シモビッチは開幕戦からの疲労が右ハムストリングスに表れ、水曜日には病院で検査を受けた。結果を受けて本人が「大丈夫だ」と練習への復帰を明言したが、依然として状況は不明。また、古林将太も週の頭に高熱を出して火曜日の練習を欠席。翌日には元気に復帰したが、コンディションを一度崩した影響は免れないだろう。

 だが、チームは前節の川崎フロンターレ戦からの反省を生かし、ポジティブな取り組みを続けてきている。ここ3試合はすべて守備の面で序盤から劣勢に陥っていることから、もう一度自分たちの基本コンセプトを確認。それは、負けた前節の後半には形になっていた「中盤でブロックを作って、前に出る守備」(大武峻)であり、今週はその意識づけに多くの時間を割いてきた。また、大武が回復してきたことで、ようやく本職のセンターバックがベンチにも入れるようになり、戦力的にも安定感は増した。

 川崎戦でゴールを決め、評価がうなぎ上りの松田力のような存在もおり、まだ勢いはある。連敗を避けてホーム初勝利を、という選手たちのモチベーションも頼もしいばかりだ。(今井雄一朗)
 
■名古屋予想スタメン
4-2-3-1
GK
楢﨑正剛
DF
矢野貴章
オーマン
竹内彬
安田理大
MF
イ・スンヒ
田口泰士
古林将太
松田力
永井謙佑
FW
シモビッチ

ベガルタ仙台 昨季大量失点の経験を糧に、“連勝の壁”を破りたい

 仙台にとって今季2度目となる連勝へのチャレンジだ。苦しんだ昨季は、リーグ戦で一度しか連勝できなかったが、今季で躍進するためにも“連勝の壁”を早い段階で破りたい。前節は連勝中の鹿島アントラーズを破り、約7カ月ぶりのホームゲーム勝利を記録した。これで得られる勢いは大きいだけに、連勝につなげたいところだ。

 名古屋戦で注意したいのは、アウェーの環境、特に気温差の対応だ。今の時期は、仙台と名古屋との気温差は大きく、昨年3月にナビスコ杯で対戦した時には、立ち上がりの動きが鈍く、45分間で3失点を喫した。その苦い経験を繰り返してはならない。

 また、仙台は開幕からの3戦ですべて1得点。1-0の試合が二つあることから、守備で踏ん張っているとも言えるが、確実に勝ち点3を得るためには複数得点がほしい。特に、今季まだゴールのないウイルソンや奥埜博亮といったFW陣に期待したいところ。なかでも奥埜は、昨季リーグで2勝した名古屋戦で、2試合ともに得点を記録している。

 攻撃陣では、途中投入が予想されるメンバーが調子を上げている。13日に開催されたJサテライトリーグの鹿島戦では、金園英学や西村拓真がゴール。クロスが得意な水野晃樹も、練習を重ねて前線とのホットラインを作ろうとしている。また、負傷から復帰したハモン・ロペスも前節で途中出場。彼らはそれぞれの持ち味を生かし、名古屋のゴールに襲いかかるだろう。(totoONE編集部)
 
■仙台予想スタメン
4-4-2
GK
関憲太郎
DF
大岩一貴
平岡康裕
渡部博文
石川直樹
MF
金久保順
富田晋伍
三田啓貴
梁勇基
FW
奥埜博亮
ウイルソン

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