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大宮、2年ぶりのJ1は白星発進…新加入MF岩上の決勝弾でFC東京に勝利

2016.02.27

FC東京戦での勝利を喜ぶ大宮メンバー。決勝点の岩上は左から3人目 [写真]=兼子愼一郎

 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージの開幕節が27日に行われ、FC東京大宮アルディージャが対戦した。

 昨季J1年間4位のFC東京が、1年でJ1復帰を果たした大宮をホームに迎えての一戦となった。FC東京は新鮮力の室屋成、ハ・デソン、駒野友一が負傷でメンバー外。森重真人、水沼宏太、前田遼一らに加え、徳永悠平が左サイドバックで、橋本拳人が右サイドバックでスタメン入りした。対して、大宮は沼田圭悟、岩上祐三、ネイツ・ペチュニクの新戦力3名が先発メンバー入り。その他、菊地光将、家長昭博、ドラガン・ムルジャらが先発出場となった。


 前半はFC東京が主導権を握る。12分、ペナルティエリア内右の前田からの落としを、東慶悟がエリア手前ゴール正面からダイレクトでシュート。だがこれはDFのブロックに遭った。27分には、左サイドのパス交換から阿部拓馬がエリア内左で右足を振り抜くが、シュートはGK塩田仁史に弾き出された。

 一方の大宮は43分、和田拓也が右サイドからクロスを供給。ファーサイドでフリーとなったムルジャが頭で合わせるが、シュートは枠を捉えられなかった。前半はスコアレスで折り返す。

 FC東京は水沼に代えて河野広貴を投入し、後半を迎えた。FC東京はボールを支配するが、大宮の堅守に苦しみ、なかなか得点まで至らない。68分には東を下げて、中島翔哉を入れてゴールを狙う。しかし直後の69分、大宮がカウンターから先制に成功する。右サイドを抜け出したムルジャがマイナスの折り返し。中央で反応した家長のダイレクトシュートは相手DFに阻まれるが、こぼれ球を岩上が左足で押し込んでゴールネットを揺らした。

 先制した大宮は76分、ペチュニクを下げて横谷繁を投入。77分には、泉澤仁が自らエリア手前中央に持ち上がり、右足を振り抜くが、シュートは枠の右に外れた。FC東京は77分、梶山陽平に代えて田邉草民を入れて、交代枠を使い切った。81分には、エリア内右の橋本の落としから、中央の河野がダイレクトで右足を振り抜くが、シュートはクロスバー直撃で得点とはならなかった。

 大宮は88分、ムルジャに代えて金澤慎を投入し、守り切り体制に入る。FC東京は終盤に猛攻を仕掛けるが、大宮の堅守を破ることはできず、このまま試合終了。大宮が1-0で勝利し、2年ぶりのJ1は白星スタートとなった。一方のFC東京は23日に行われたAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節の全北現代(韓国)戦で1-2の敗戦を喫しており、今試合で公式戦2連敗となった。

 次節、FC東京は6日にアウェーでベガルタ仙台と、大宮は5日にホームで柏レイソルと対戦する。

【スコア】
FC東京 0-1 大宮アルディージャ

【得点者】
0-1 69分 岩上祐三(大宮)


By サッカーキング編集部

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