2016.02.20

2016年初タイトルは広島…佐藤寿、“新10番”浅野揃い踏みでG大阪下す

ゼロックス杯を2年ぶりに制したサンフレッチェ広島 [写真]=兼子愼一郎
サッカー総合情報サイト

 Jリーグ今季初となる公式戦「富士ゼロックススーパーカップ2016」が20日に日産スタジアムで行われ、昨季J1リーグ優勝を果たしたサンフレッチェ広島と、天皇杯を制したガンバ大阪が対戦した。

 広島は、1月25日から鹿児島県で第1次キャンプを開始。2月10日から宮崎県で行われた第2次キャンプも含めてトレーニングマッチ5試合に臨んだ。戦績は4勝1敗と結果は残したが、17日に行われた直近のセレッソ大阪戦では0-1と敗戦を喫している。ゼロックス杯には過去3度出場して3勝無敗と相性の良い大会で今季初のタイトル獲得を狙う。

 対するG大阪は14日に、今季から本拠地として使用する新スタジアム「市立吹田サッカースタジアム」のこけら落としマッチとなった「Panasonic Cup」で名古屋グランパスと対戦。3-1で本拠地初戦を勝利で飾り、シーズンに弾みをつけている。昨季は3冠王者としてゼロックス杯に臨み、浦和レッズに2-0で完勝。2年連続で同大会のタイトル獲得を目指す。

 広島はキャプテンのMF青山敏弘、FW佐藤寿人らが先発。3バックにはDF千葉和彦、DF佐々木翔、DF塩谷司が入った。新加入のFWピーター・ウタカ、今季から背番号「10」をつけるFW浅野拓磨はベンチからのスタートとなっている。G大阪は1トップにFWパトリック、2列目にはFW宇佐美貴史、新加入のFWアデミウソン、MF阿部浩之が並んだ。センターバックにはMF今野泰幸と丹羽大輝のコンビを起用。また、ボランチにはMF遠藤保仁とMF井手口陽介が名を連ねた。

 立ち上がりは広島がボールをキープしながら試合を進める。5分、ミキッチからのスローインを受けた塩谷が左足ボレーで直接ゴールを狙ったが、ゴール右上に外れた。

 14分、右サイドでボールを受けたミキッチがスルーパス。抜け出した茶島雄介が切り返しで相手DFをかわして中央に折り返すが、これは井手口の守備に遭い、シュートには至らない。

 試合を支配されるG大阪は19分、宇佐美が中央でボールを受けると、右サイドの阿部に展開。右足でのクロスは相手DFに阻まれたが、跳ね返ってきたボールを阿部が再び拾って右足でシュートを放つ。これはDFに当たってコースが変わったが、GK林卓人が落ち着いてキャッチした。

 27分には広島が右サイドをパスワークで崩して茶島が抜け出すと、グラウンダーのクロスを供給。一度は相手DFにクリアされるも、エリア外でボールを拾った森崎和幸が右足で狙ったミドルシュートは大きく枠を逸れた。

 32分、左サイドで得たFKからG大阪がチャンスを作る。宇佐美が蹴ったボールをパトリックが直接頭で合わせるが、これはオフサイドの判定となった。

 攻めの形が少しずつ出てきたG大阪は34分、アデミウソンからボールを受けた阿部が左サイドの裏に浮き球のパスを送る。走り込んでいた藤春廣輝がダイレクトで中央に折り返すが、中の味方には合わずシュートは打てない。その後も両チームともになかなかシュートまで持ち込めず、0-0で前半を折り返す。

 後半立ち上がりに広島が先制に成功する。51分、右サイドでボールを持った塩谷がオーバーラップしたミキッチをおとりに使って、右足でクロスを供給。GKとDFの間に飛び込んだ佐藤が左足で合わせてゴールネットを揺らした。

 得点直後の53分に広島にアクシデント。先制点をマークした佐藤が足を痛めて浅野との交代を余儀なくされた。

 浅野投入直後の57分に広島に追加点のチャンスが訪れる。柴崎からのパスを受けた柏好文がエリア内左からクロスを送ると、このボールがDF丹羽の手に当たったと判定され、PKを獲得。キッカーは途中出場の浅野が右足で豪快に蹴りこみ、リードを2点に広げた。

 反撃したいG大阪は59分に2枚の交代カードを切る。アデミウソン、パトリックに代えて長沢駿と倉田秋を投入した。62分、遠藤が蹴った右CKを今野が頭で合わせ、ファーサイドで倉田が飛び込むが、得点には至らない。

 カウンターからG大阪が1点を取り返す。68分、右サイドを阿部がドリブルで運び、中の様子を確認しながら右足で丁寧にクロス。エリア内中央に走り込んだ宇佐美が頭できっちり合わせてゴール右に突き刺した。

 1点差に迫られた広島は69分に柴崎に代えてウタカをすると、早速結果を残す。73分に得た右CKが一度ニアサイドでクリアされる。このボールをファーサイドで待っていたウタカが右足で直接ボレーシュートを放つと、ゴール右に吸い込まれた。

 再び2点のビハインドを背負ったG大阪は76分、阿部に代えて新加入の藤本淳吾を投入した。86分、自陣でボールを受けた藤本が前線にロングパス。走り込んでいた宇佐美が相手DFを抱えながらうまくボールを運び、エリア外中央から左足でシュートを放つ。しかしながら、これはGK林が倒れながらキャッチする。

 このまま試合は終了し、3-1で広島がG大阪を下し、「富士ゼロックススーパーカップ2016」を制した。広島にとっては2年ぶり4度目の同タイトル獲得となった。

 広島は23日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第1節山東魯能戦、27日には2016明治安田生命J1リーグファーストステージ第1節川崎フロンターレ戦をともにホームで迎える。G大阪は24日に行われるACLグループステージ第1節で水原三星と敵地で対戦し、28日にはJ1リーグファーストステージ第1節で鹿島アントラーズをホームに迎える。

【スコア】
サンフレッチェ広島 3-1 ガンバ大阪

【得点者】
1-0 51分 佐藤寿人(サンフレッチェ広島)
2-0 57分 浅野拓磨(PK)(サンフレッチェ広島)
2-1 68分 宇佐美貴史(ガンバ大阪)
3-1 73分 ピーター・ウタカ(サンフレッチェ広島)

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