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福岡・井原監督、ソフトB・工藤監督のJ1全勝要求に苦笑い「ちょっと厳しい」

2016.02.05

ユニフォーム交換をしたソフトバンクの工藤監督(左)とアビスパの井原監督(右)

 アビスパ福岡の井原正巳監督が5日、同じ宮崎でキャンプを行っている福岡ソフトバンクホークスを訪問し、工藤公康監督とエール交換を行った。

 5年ぶりのJ1復帰を導いた井原監督と日本シリーズ連覇を導いた工藤監督。ともに福岡を代表するチームを率いる両指揮官が、新シーズンに向けてお互いを刺激し合った。


 工藤監督は、アビスパについて「昨年やっぱり上に上がるために選手たちと一生懸命やってきた。それが報われてJ1に上がれたと思います。僕らは見て応援することしかできないんですけど、その思いをしっかり選手と分かち合いながら一年間戦ってほしい」とコメントすると、「全部勝ってほしいですね(笑)」と明治安田生命J1リーグ全勝を要求。

 苦笑いを見せる井原監督に「うちも3連覇を目指して、本当に長いシーズンですけど苦しい戦いがあっても絶対に諦めないで、前を向いてやっていきますので、アビスパさんにもぜひ井原監督が先頭に立って引っ張っていただいて、優勝してほしいと思います!」とエールを送った。

 対して井原監督は、「すみません!(全勝は)ちょっと厳しいです」と返答。「我々は昨年J2で3番目に上がったチームですので、謙虚に足元を見て、今シーズンはJ1に定着できるように頑張りたい」と新シーズンの目標を語った。

 ソフトバンクについては、「やはり優勝し続けることは本当に大変なことだと思いますし、追いかけられる立場で結果を出していくことの難しさはあると思うが、ぜひとも3連覇を果たしてほしい」と期待を寄せると、「野球の盛り上がり、特に福岡に関してはすごいと感じています。我々は少しでも追いつけるように、そしてJ1で活躍できるようにまたいい準備をして開幕に臨みたい」と意気込んだ。

 また、両監督はユニフォーム交換も行い、工藤監督からソフトバンクのジャンパーを受け取った井原監督は「工藤監督の背番号(81)と名前を入れました」という今季の新ユニフォームをプレゼントした。贈られたユニフォームを着用して写真撮影に応じた工藤監督は、記者団に対して「どう? 似合う?」と質問し、気に入った様子を見せていた。

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