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打倒・南米王者へ闘志を燃やす広島FW佐藤「やれない相手ではない」

2015.12.15

準々決勝のマゼンベ戦に出場した広島FW佐藤寿人 [写真]=兼子愼一郎

 サンフレッチェ広島は、16日に行われるFIFAクラブワールドカップ2015準決勝で南米王者のリーベル・プレート(アルゼンチン)と対戦する。試合を翌日に控える15日、大阪府内でトレーニングを実施。練習後、FW佐藤寿人が記者団の取材に応えた。

 広島は、初戦でオークランド・シティ(ニュージーランド)に2-0で勝利すると、準々決勝でアフリカ王者のマゼンベ(DRコンゴ)を3-0で破り、クラブ初のベスト4進出を果たした。


「決して自分たちは勢いできているわけではない。しっかりとしたサッカーをやってきて、タフなリーグ終盤からずっと戦ってきているし、全員の力でやれている」と、チームのパフォーマンスに自信を持つ佐藤は、リーベルとの対戦について「やれない相手ではないと思います。いつかそれを超えなきゃいけないと思うので。決勝進出の切符を掴むのが明日になればいい」と語り、日本勢初の決勝進出に意気込んだ。

 だが、あくまでも南米王者撃破は「高い壁」とし、油断していない佐藤。同試合でのポイントは「我慢」だと話す。

「先制点を奪われたら非常に厳しくなる。ただ、0-0でいけば、向こうは『あれ? このままじゃまずいな』という気持ちと、自分たちは『いけるんじゃないか』という部分が湧いてくると思う。いかに我慢してゲームを進めることができるかっていうところ。もちろん自分たちのストロングポイントを出すことも考えないといけない。ただ理想だけで勝てる相手ではないので、そういうところで我慢しなきゃいけない」

 厳しい戦いを予想する一方で、佐藤は「戦わなきゃいけないところもある」と闘志を燃やす。「別に日本人がアルゼンチン選手や南米の選手と戦って勝てないことはないと思う。その局面の部分でしっかり勝つことも併せて大事になってくる」と試合を見据えた。

 広島とリーベル・プレートが対戦する準決勝は、16日に大阪長居スタジアムで開催される。試合は19:30にキックオフ予定。

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