前半途中から出場した福岡FW金森健志 [写真]=兼子愼一郎
アビスパ福岡は6日に行われた2015 J1昇格プレーオフ決勝でセレッソ大阪と対戦し、1-1の引き分けで試合を終えた。この結果、レギュラーシーズンの順位で上回る福岡がJ1昇格を決めた。試合後、前半途中からピッチに立った福岡のFW金森健志が取材に応じている。
24分に負傷したMF酒井宣福に代わって出場した金森は、1点をリードされて迎えた終盤に、同点ゴールの起点となるなど、J1昇格に貢献した。試合を振り返った金森は、「前半途中から入ってちょっと試合に入れていない感じがありましたし、何か仕事をしなければいけないと思っていて。ああいう形でボールが来て、カウンターで本当はシュートを打とうと思ったんですけど。カメくん(亀川諒史)の声が聞こえたので、そこはいつも練習からやっている形でしたし、良かったんじゃないかなと思います」と満足感を示した。
アクシデントによる予想以上に早い投入については、「まだアップも何もしていなかったんですけど。とにかくチームのためにしっかり、コンディションも悪くなかったですし、ケガの不安もなかったので全力で戦おうという気持ちでは臨みました」と自信を持って臨んだと明かしている。
また、「やっぱり良い形で代表に出発できますし、喜ぶのは今日までにしてしっかりと明日からまた代表合宿が始まるので来年のオリンピックに向けてしっかりと良いアピールができるように頑張ってきたいなと思っています」とカタール・UAE遠征に臨むU-22日本代表の活動に意欲を見せた。
前日にはチャンピオンシップ決勝戦でサンフレッチェ広島のFW浅野拓磨がチームを優勝に導く同点ゴールを挙げた。テレビで観戦していたという金森は「(自分も)めっちゃ決めたかったです」と同い年である浅野の活躍に刺激を受けたことを明かした。
そして、「こういう緊張感のある試合ができて、大舞台でJ1昇格という結果を残すことができてまた選手として一歩成長できたかなと思うので、これに満足せずにもっともっと上を目指してやっていきたいなと思います」と貴重な経験になったと話し、「全然アウェーとは思わなかったですし、福岡からあれだけたくさんのファン、サポーターが駆けつけてくれてホームのような声援をくれたので、すごく後押しになりましたし、それは本当に大きな力になりました」とサポーターへの感謝を示している。
By サッカーキング編集部
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