同点ゴールを決めた浅野拓磨 [写真]=Getty Images
明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ(CS)決勝第2戦が5日に行われ、サンフレッチェ広島はガンバ大阪と対戦し、1-1で引き分けた。この結果、2試合合計スコアを3-2で終え、広島が2年ぶり3度目のJ1リーグ王者に輝いた。試合後、同点ゴールを決めたFW浅野拓磨がインタビューに応えた。
ホームのエディオンスタジアム広島は超満員となった。サポーターの目の前で優勝をたぐり寄せるゴールを決められたことについて「これだけたくさんの人が見に来てくれていたので、今日は絶対(ゴールを)決めたいと思っていました」とファン・サポーターの後押しが勝利につながったという。
同点ゴールはMF柏好文からのクロスをヘディングで決めた。「カシくん(柏)からいいクロスが上がってきて、みなさんの声援があったからこそ決められたと思います。本当にありがとうございました!」とゴールシーンを振り返った。
第1戦ではポストを叩くシュート、この試合でもゴールに迫る場面があったが、なかなかネットを揺らせないでいた。これには「今までもたくさんのチャンスを外してきて、チーム、そしてみなさんにも迷惑をかけてきました。だからこそ今日は僕が決めて、絶対に試合を決めたいと思っていたので、それができてよかったです」と自分が決める強い気持ちを抱いていたことを明かした。
持ち前のスピードで何度となくチャンスを作ったことには「僕の特徴がスピードだということはわかっていますし、持っているものすべてをこの試合にぶつけようと思っていました」と語り、「まだまだですけど、今日はみなさんとこうやって優勝して、喜ぶことができてすごく嬉しいです」と優勝の喜びを噛み締めている。
広島は開催国王者として、10日から開幕する2015FIFAクラブ・ワールドカップに出場。また、天皇杯でも勝ち残っている。残りのシーズンに向けて「チャンピオンシップを優勝することができましたけど、今年はまだ終わっていないですし、まだ試合は残っているので、みなさん一緒に戦ってください!」とファン・サポーターに共闘を求めた。
広島は10日にクラブW杯でオセアニア王者のオークランド・シティと、26日には天皇杯準々決勝でFC東京と対戦する。