退任が決まった小野剛監督 [写真]=Getty Images
ロアッソ熊本は25日、チームを率いる小野剛監督と来季の契約を更新しないことを発表した。なお、後任監督については現時点では未定であるため、決定次第発表される。
退任に際して小野監督は、クラブを通じて以下のようにコメントしている。
「今シーズン限りをもちまして、ロアッソ熊本を退任することを決めました。J1昇格・プレーオフ出場を目標に、チームは最後の最後まで諦めないサッカーを見せてくれましたが、目標を達成することができませんでした。クラブからは来シーズン続投のオファーをいただきましたが、自分の中では1年1年強い覚悟をもってやっているなかで、J1昇格・プレーオフ出場という目標を達成できなかったことに対して、けじめをつけることを決めました」
「この2年間、ファン、サポーターの皆様には、どんな状況でも心強い声援をいただいたことに感謝しています。また、選手、チームスタッフ、クラブ関係者の皆様をはじめ、ロアッソ熊本に関わる全ての皆様に感謝申し上げます。2年間、本当にありがとうございました」
現在53歳の小野監督は、日本サッカー協会(JFA)の委員や1998年のフランス・ワールドカップ日本代表コーチ、世代別日本代表のコーチなどを歴任。クラブでは2002年から2006年までサンフレッチェ広島を率いた。2012年からは岡田武史氏が監督に就任した杭州緑城でヘッドコーチを務め、2014年から熊本の監督に就任。2014年は13位、今季も13位だった。
クラブは11日にJリーグから、クラブと小野剛監督に対し、8月26日の練習でスタッフの一人に行き過ぎた注意をしたことについて厳重注意処分を告げる文書が届いたことを発表したばかりだった。
By サッカーキング編集部
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