決勝点を決めた森重真人(中央) [写真]=嶋田健一
29日、2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第8節が行なわれ、アルビレックス新潟とFC東京が対戦した。
前節、ガンバ大阪に1-2で敗戦し、1勝3分け3敗で15位につける新潟。一方のFC東京は前節、モンテディオ山形を1-0で下し、今シーズン4勝目を挙げて4位に浮上している。
立ち上がり6分、FC東京は左サイドで相手DFに競り勝った武藤嘉紀がシュートまで持ち込むも、ゴール右へ逸れる。
24分には新潟にFKのチャンス。ファーサイドにいた大野和成が左足で蹴りこむも、ゴールを割ることができない。さらに攻勢に出る新潟は、敵陣でボールを奪ったラファエル・シルバが左サイドに流れシュートを放ったが、枠を捉えられず。0-0で前半を折り返した。
後半に入ると、FC東京は56分に東慶悟に代えて林容平、61分に河野広貴に代えて三田啓貴を投入し、攻撃陣の活性化を図ったが、なかなかシュートまで持ち込むことができない。
80分には新潟にこの日最大の決定機が訪れる。エリア内で鈴木武蔵からパスを受けた山崎亮平のシュートはGK権田修一がセーブ。さらにこぼれ球を小泉慶が詰めるも、権田が立ちふさがった。
新潟がチャンスをものにできずにいると、終盤の87分、ついにFC東京が均衡を破る。右サイドやや遠目の位置で得たFKを太田宏介が蹴ると、林が頭で合わせたボールはGK守田達弥にセーブされたが、詰めていた森重真人が流し込んだ。
結局、この1点が決勝点となり、FC東京は1-0でリーグ2連勝を飾った。