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プレーオフ決勝進出の山形、石崎監督「山岸はまさにチームの柱」

2014.11.30

劇的勝利を振り返った山形の石崎信弘監督 [写真]=佐藤博之

 J1昇格プレーオフが30日に行われ、リーグ戦6位から出場したモンテディオ山形は、4位のジュビロ磐田とアウェイで対戦した。26分にFWディエゴが先制点を挙げた山形だったが、前半アディショナルタイムにジュビロMF山崎亮平の得点で試合は振り出しに戻る。そのまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、GK山岸範宏がCKから劇的なヘディングシュートを決め、2-1で山形が決勝進出を決めた。

 試合後、山形の石崎信弘監督は、「選手は水曜日に天皇杯のゲームがあって、中3日で疲れもあったと思うんですけど、気持ちを強く持って戦ってくれた結果が勝利につながったと思います。最後の山岸の決勝ゴールは、みんなの気持ちが乗り移ってゴールに吸い込まれていったんじゃないかな」と振り返った。


 決勝点となった山岸のヘディングシュートについては、「僕は練習したことがない」としながらも、「今回、うちは勝たなくてはいけない状況だったので、そういう形になったら山岸を上げるようにと、GKコーチは僕の知らないところでトレーニングをしていたそうです。でも、練習ではあんなに素晴らしいゴールは入らなかったと言っていました」と明かした。

 また、チームでキャプテンマークを巻く山岸を、「比較的大人しい選手が多い中で、彼がリーダーシップをとって選手を鼓舞してくれたり、色々な部分で若い選手のお手本になっていると思います。今週のトレーニングの中でもチームを引っ張ってくれましたし、最後は素晴らしいゴールで、まさにチームの柱という、良い仕事をしてくれたと思います」と評価した。

 12月7日に控えるプレーオフ決勝は、26日の天皇杯で対戦したばかりのジェフユナイテッド千葉が相手だが、「天皇杯で勝ったという自信もあると思いますが、その時は相手のメンバーが少し替わっていたので、自分たちがやることは、全員で戦っていくこと一つだと思います」と、油断はない。

「今週試合数が多かった分、まずは体の手入れをしっかりして、いつものようにみんなで目指しているサッカーができるように、1週間調整していきたい。3位の千葉にチャレンジするという強い気持ちを持って、サポーターの期待に応えられるように頑張っていきたい」と抱負を語った。

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