J1第22節が30日に行われ、名古屋グランパスと川崎フロンターレが対戦した。
前節、名古屋グランパスは柏レイソルと対戦し引き分け。その試合で古傷のひざを負傷したレアンドロ・ドミンゲスは欠場した。川崎は横浜F・マリノスとの“神奈川ダービー”に敗戦。順位も4位に後退した。
試合は開始1分、川崎が左サイド深い位置でFKのチャンスを得る。キッカー中村憲剛のクロスに、頭で合わせた谷口彰悟のJリーグ初ゴールで先制に成功。一方の名古屋も反撃を見せる。12分には永井謙佑がペナルティエリア内からシュートを放ち、その直後にも矢野貴章のクロスに田中マルクス闘莉王が合わせたが枠を捉えることができない。
迎えた29分、シュートのこぼれ球を拾った永井が、ゴール前に走り込んだ川又堅碁に鋭いパス。川又が左足で放ったシュートはゴール右に突き刺さり、移籍後初ゴールを決めた。試合はそのまま1－1で前半を折り返す。
後半開始から川崎は井川祐輔に代えて田中裕介を投入し、追加点を狙いにいく。53分、中村のショートコーナーから森谷賢太郎がミドルシュートを放つが、ゴール頭上に外れる。63分には、中盤から大久保嘉人が左サイド深くにいた小宮山尊信にスルーパス。小宮山がゴール前フリーの小林に素早いパスを出し好機を演出するも、上手く合わせることができず、勢いのないシュートは相手GKに止められてしまう。その後も、レナトや小林が積極的にシュートを放つが追加点を挙げることができない。同じく名古屋も86分、松田力を投入し果敢に攻撃を仕掛ける。最後まで両チームともに激しい攻防を繰り広げたが、時間切れ。試合は1－1の引き分けに終わった。
J1第23節は9月13日に行われ、名古屋は横浜と、川崎は徳島ヴォルティスと対戦する。