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【J1第22節予想スタメン 徳島vs広島】注目は日本代表初選出の広島FW皆川佑介…中断明け7試合で2ゴール3アシストと結果を残す

2014.08.29

日本代表メンバーに初選出された皆川 [写真]=Getty Images

徳島ヴォルティス 新加入選手が徐々にフィット、J1残留に向けて調子は上向き

 第19節清水戦、第20節横浜FM戦とリーグ戦再開後の好調から遠ざかり始めていた徳島だが、前節の新潟戦を2-1で制し、再び流れを引き戻した。結果だけでなく、内容としても連動した守備が機能し、攻撃面でも要所で枚数をかけて複数得点を記録。さらに、得点面だけを見ても高崎寛之が2ゴールを挙げる活躍で、得点ランキング8位タイと上位に名を連ねた。特にリーグ戦中断明けだけで6得点を挙げており、連動した攻撃に上手くフィットしながらゴールを積み重ねている。


 前節はアドリアーノが移籍後初先発を果たすという明るい話題もあった。ドリブルを生かした前線への推進力の効果は大きく、2点目に絡む活躍も見せている。同時期に加入したエステバンに関してもフィット感は増しており、特徴であるボール奪取も機能し始めた。周りの選手たちも試合を重ねる毎にエステバンの動きを理解し始めており、連係も深まりつつある。

 この流れを持って連勝といきたいところだが、今節の相手は第5節で敗れた王者広島。今季、ホームゲーム未勝利ということもあり、勢いに乗るためにも何とか勝利をもぎ取りたい。(totoONE編集部)

■徳島予想スタメン
3-4-2-1
GK
長谷川徹
DF
村松大輔
福元洋平
藤原広太朗
MF
大崎淳矢
濱田武
エステバン
アレックス
衛藤裕
アドリアーノ
FW
高崎寛之

サンフレッチェ広島 直近3試合でわずか1失点、崩壊した守備陣の立て直しに成功

 20日未明に起きた大規模土砂災害によって、未だに避難所生活を送らざるを得ない市民は数多い。犠牲者の数も日を追って増え、広島の心は天候同様に晴れる気配がない。

 そんな状況下で飛び込んできたのが、水本裕貴皆川佑介の日本代表選出だ。特に皆川はまだA契約締結要件の公式戦450分出場にも満たないルーキー。リーグ戦再開以降は2得点3アシストと結果を出しているとはいえ、まだチームでもレギュラーを確保していない選手だ。それだけに、本人も含め驚きの代表選出が、チームと広島に明るさをもたらした。

 徳島出身の塩谷司も足の負傷が癒え、天皇杯では彼らしい力強さが戻ってきた。守備の再構築も3試合1失点と成果をあげており、混乱していたチーム状態が少しずつ修復に向かいつつある。

 ただ、守備への意識が強くなりすぎてしまい、チーム全体の運動量も低下しているため、攻撃がどうしてもうまくいかない。川崎のレナトのように1人でボールを運べる選手がいない広島にとって、運動量を生かして良いポジションを取り、多数の選手がボールに関わる形が攻撃に必要なのだが、それができていない。この攻撃面における課題が、3試合で1得点、前節に至ってはシュートがわずか3本という苦境につながっている。天皇杯から中2日、3連戦という日程は、たとえ選手を入れ替えていても少なくない影響がある。修正も難しいが、こういう時は何よりも選手が互いにコミュニケーションを取り合うことが重要だろう。(totoONE編集部)

■広島予想スタメン
3-4-2-1
GK
林卓人
DF
塩谷司
千葉和彦
水本裕貴
MF
ミキッチ
柴崎晃誠
森崎和幸
柏好文
森崎浩司
高萩洋次郎
FW
皆川佑介

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