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【J1第21節予想スタメン FC東京vs浦和】リーグタイトル争いを左右する大一番…互いに堅守を誇り膠着した試合展開も

2014.08.22

リーグ戦5試合連続無失点中のFC東京 [写真]=Getty Images

FC東京 リーグ戦5試合連続無失点と守備陣が好調

 前節は徹底した鳥栖対策を行い、攻撃陣も3トップに変更。渡邉千真がリーグ約1年ぶりのゴールをマークするなど、先発起用の期待に応える形となった。同時にクラブタイ記録となる5試合連続無失点で勝利し、再び5位に浮上した。


 続く天皇杯3回戦では、先発を3名入れ替えながらもベストと言える布陣で松本に真っ向勝負を挑んだ。渡邉や米本拓司が攻撃のアクセントをつけた他、途中出場の平山相太が得点するなど、交代策も機能。マッシモ・フィッカデンティ監督は「今は誰が出場しても良いプレーをしている」と手応えを話し、チームとしての勢いが感じられる。

 そこから中2日で臨む浦和戦。FC東京は精神的に充実した状態で臨むことができるはずだが、不安材料は連戦のコンディションと準備期間の短さだろう。特に鉄壁を誇るDF陣は代えが効かず、天皇杯で負傷交代をした森重真人の回復状態が気になるところだ。

 第11節の対戦では、前線に人数をかける浦和の攻撃に対して、MF高橋秀人をディフェンスラインに下げる形で対抗したが、CKからの失点を喫して敗れた。浦和にはワンチャンスを生かしきる力があるだけに、さらに我慢強さが必要になるはずだ。ただし、もし先制を許したとしても、いかに慌てずに前線のスピードや連動性で隙を突き、浦和の堅守を打ち破れるかがカギ。鳥栖戦に続いて首位撃破を狙う今節、FC東京の今後を占う大一番になることは間違いない。(totoONE編集部)

FC東京予想スタメン
4-3-1-2
GK
権田修一
DF
徳永悠平
吉本一謙
森重真人
太田宏介
MF
羽生直剛
高橋秀人
米本拓司
河野広貴
FW
エドゥー
武藤嘉紀

浦和レッズ 天皇杯は格下に逆転負け、守備の改善は急務

 前節の広島戦は4試合ぶりの無失点で乗りきり、第16節以来となる白星を挙げた浦和。鹿島に連続無失点記録を止められて以降は失点が続き、勝利からも遠のいていただけに、その負の流れを断ちきることができたのは好材料だ。ただ、広島戦から中3日で迎えた天皇杯では、格下の群馬に痛恨の逆転負け。広島戦からスタメン9人をガラリと代えてターンオーバーを採用したという事情があったとはいえ、先発全員が何らかの代表経験者であり、群馬との地力の差は明らかだったことを考えれば、逆転負けは受け入れがたい結果だ。試合後の選手の表情はさすがに暗かった。タイトルの可能性をひとつ、あっさりと失ってしまったショックを払拭できるか。

 ただ、長らく戦列を離れていたマルシオ・リシャルデスが群馬戦で実戦復帰したのは朗報だ。本人は試合勘やコンディションがまだ100%ではないと話していたが、それでも随所に質の高いプレーを見せていた。シャドーのポジションに新たな選択肢ができたことは指揮官にとっても心強いはずだ。また、山田直輝もピッチ上で幅広く顔を出す自身の特徴を出しながら攻撃を活性化させ、戦力になれることを示した。

 気になるのは守備面だ。群馬戦では1トップのポストプレーから、2列目の選手の飛び出しにより守備が崩されてゴールを許したが、リーグ戦直近の広島戦でも失点こそなかったものの同じような形で大ピンチを迎えていた。同じパターンでマークを剥がされただけに、今後はその攻め筋への対応力が問われる。(神谷正明)

■浦和予想スタメン
3-4-2-1
GK
西川周作
DF
森脇良太
永田充
槙野智章
MF
平川忠亮
鈴木啓太
阿部勇樹
宇賀神友弥
柏木陽介
梅崎司
FW
興梠慎三


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