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【J1第11節直前情報 横浜FMvsG大阪】勝利で負の連鎖を止めたい横浜FM、ゴールネットを揺らせるか

2014.05.02

得点が欲しい横浜FMのMF中村俊輔  [写真]=清原茂樹

横浜F・マリノス 5試合連続無得点はクラブワースト記録

 あと一歩のところで優勝を逃した昨季の悔しさを忘れたのか。横浜FMが序盤で大きくつまずいた。リーグ戦7試合未勝利と白星が遠く、前節浦和戦では5試合連続無得点のクラブワースト記録を更新。得意のCKも1本では、光明がなかなか見出だせない。


 2年ぶりに対戦するG大阪とは、ホームでは2010年以来1勝2分、直近のリーグ戦3試合でも1勝2分と苦手意識はない。樋口靖洋監督は「互いに苦しい状況だが、なんとしてもきっかけを掴みたい」と言う。

 中3日で迎える一戦は、前節と同じように先発を大きく入れ替える方針だ。「戦える選手を使う」(樋口監督)ため、持ち味の攻守の切り替えをつかさどる両ボランチに富澤清太郎中町公祐の起用が濃厚。また停滞気味の流れを一気に変えようと、熊谷アンドリューが初先発を飾る可能性もある。日本代表候補の齋藤学も前節は32分間の出場と、不完全燃焼に終わった。「マリノスが負けてばかりはいられない」と齋藤。第2節以来の得点で鬱憤を晴らしたい。

 498分間、ゴールネットが揺れていない。今節もまた無得点の場合、不名誉なJリーグ記録に並んでしまう。樋口監督の去就問題についても、スポーツ新聞を中心に騒がしくなってきた。「きれいなゴールじゃなくて良い。どんな形であれ、得点が一つのきっかけになる」と指揮官。2011年以来2勝1分と好成績を残す5月3日に、8試合ぶりの勝利で負の連鎖を止めたい(totoONE編集部)

■横浜FM予想スタメン
4-2-3-1
GK
1 榎本哲也
DF
13 小林祐三
4 栗原勇蔵
22 中澤佑二
23 下平匠
MF
8 中町公祐
27 富澤清太郎
25 藤本淳吾
10 中村俊輔
11 齋藤学
FW
16 伊藤翔

ガンバ大阪 現状の課題は守備面

 今季リーグ戦でゴールがなかったリンスのファインシュートで先制し、一度は主導権を握っていた柏戦は、その後も決定機を作り出していたが、イージーなミスからカウンターを喫し、同点に追いつかれると、前半終了間際にも直接FKを叩き込まれて痛恨の逆転負け。自らのミスで掴みかけていた良い流れを手放す格好になった。

 ボランチでタクトを振るった遠藤保仁も「点も取れているし、決定的なチャンスも増えている」と攻撃に手応えを感じているが、前節待望のリーグ戦初ゴールを奪ったリンスを生かす形をさらに模索したいところだ。

 宇佐美貴史も2試合連続でピッチに立ち、徐々に攻めのカードの選択肢は増しているが、現状の課題はやはり守備面だ。開幕当初の守備の堅さがやや失われており、連敗の2試合はいずれも2失点。長谷川健太監督も「0か1失点に抑えないと勝てない」と口にする。

 そんなG大阪にとって心強いのが、川崎戦で脳震とうのため負傷交代したオ・ジェソクの復帰。ドリブラーに粘り強い対応ができるだけに、齋藤学封じへの期待が高まる。守備安定の鍵を握るのは最後尾の東口順昭も同様である。流れの中では前節もファインセーブを見せているが、柏戦では壁の作り方を含めてやや疑問の残る対応で失点。今季はC大阪戦でも直接FKから失点を許している。横浜Mには中村俊輔という希代のキッカーがいることもあり、早急に修正が必要だ。(totoONE編集部)

■G大阪予想スタメン
4-4-2
GK
1 東口順昭
DF
22 オ・ジェソク
8 岩下敬輔
5 丹羽大輝
4 藤春廣輝
MF
13 阿部浩之
17 明神智和
7 遠藤保仁
19 大森晃太郎
FW
9 リンス
20 佐藤晃大

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