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川崎Fの大久保嘉人が、福岡からC大阪へ“土壇場”で進路変更した過去を回想

2014.03.10

大久保は自伝で国見高からアビスパ福岡へ入団する可能性があったことを明かした [写真]=Getty Images

 川崎フロンターレのFW大久保嘉人が、7日発売の自伝『情熱を貫く 亡き父との、不屈のサッカー人生』の中で、国見高からセレッソ大阪入りを決めるまでを、詳細に振り返っている。

 自伝によれば、高校3年時、アビスパ福岡かセレッソ大阪という選択肢で迷う中、いったんは生まれ故郷の福岡への加入を決めていた。しかし、「本当に俺はアビスパでいいのかな?」と迷い出すと、憧れの森島寛晃がプレーするC大阪でのプレーも魅力的に思えてきたという。


 そこで、昨年5月12日に逝去した父の克博さんに「やっぱり、セレッソ大阪に行きたい」と相談。国見高の小嶺忠敏先生に「きちんと自分の考えを伝える」ように優しく助言を受けると、福岡入りを表明するための記者会見に向かう途中で、小嶺先生に「どうしても、セレッソでサッカーがしたいんです」と伝え、“土壇場”で進路を変更したと記している。

 福岡の関係者やサポーターに対しては「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった」としながらも、高校2年の時から自分に注目してくれたC大阪で、同じタイプの森島や日本代表の西澤明訓などとプレーできるチャンスは捨て切れず、「俺は自分の人生を後悔したくなかった」とつづっている。

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