高校生書道家・高橋卓也さんの書道パフォーマンスを行われ、三浦は「心のこもった素晴らしいもの」と語った
横浜FCのFW三浦知良が大正製薬の栄養ドリンク剤『リポビタンD』の新CMキャラクターに起用され、13日に都内で行われた新CM発表会に出席した。
『リポビタンD』のCMを「子供の頃からよくテレビで見ていた」という三浦は、「筋肉もりもりの人たちのイメージが強かったので、自分に合うのかなと正直思いました」とコメント。しかし、発売から55年目を迎え、今回のCMからコンセプトが『Have a Dream』に一新。「夢に向かって頑張る人を応援する」という思いが込められている。
新キャラクターを務める三浦は「イメージも一新し、CMの出来上がりもテンポのいい、爽やかなものになっていたので非常に満足しています」と感想を語ったが、撮影では苦戦もしたという。
「『ファイト一発』というセリフが最も印象に残っているけど、実際にやってみたら、簡単そうに見えて難しかった」と言うと、監督から「強く言ったり弱く言ったり。持った時に語りかけるように言ってほしいとか、思いを込めて言ってほしいとか」と要求されたことを明かすが、本職とは別分野だけに「出来るわけないじゃないですか」と振り返り、会場を沸かせた。
それでも、お馴染みの「ファイト一発!」のセリフには「夢を持って挑戦していく。サッカーのプロになりたいと子供のころから思っていましたし、夢、挑戦、情熱を失わずにやり続ける。諦めずにやり続ける」という三浦なりの思いを込めたという。
来年2月に50歳を迎える三浦だが、その言葉通り今なお現役選手として夢を追いかけ続けている。「ブラジルに行ってプロになりたい」や「日本代表として国際舞台に立ちたい」という夢を叶えてきたが、それでも「サッカーに関しては情熱が衰えたことはない」という。
「今でもサッカーをプレーするという夢を持ちながらやっているので、夢を達成した感覚はないです。常に目標がありますし、それに向かって毎日やっているっていう日々です。試合に出られない悔しい気持ちは、プロデビューしたときと今で全く同じです」
新CMも「挑戦をやめない」という三浦のセリフで始まる。本人は「今日を積み重ねていくというか、挑戦していくことや、夢をもってやっていくことに変わりはない。現役プレイヤーとして挑戦し続けたい、みんなの前でいいプレーをしたいっていうことが、思いであり目標ですね」と、夢を持って挑戦し続けることを誓った。
発表会では、ともに新CMに起用された北海道日本ハムファイターズの大谷翔平もビデオメッセージで登場。大谷から「今なお新たな夢に向かって前進している原動力」を問われると、三浦は「もっとサッカーがうまくなりたい」と答えた。
「サッカーはミスが起こるスポーツ。自分自身も練習の時にミスしたときに、こんなに長くやっているのに、なんでこんなに下手なんだろうと思うことがしょっちゅうある。でも若い選手からエネルギーをもらい、もっと練習すればもっとうまくなるんじゃないかとか、世界のサッカーを見ながら、いいプレーを真似してみて、こういう動きもできてうまくなるんじゃないかなっていう思いもある。『もっとサッカーがうまくなりたい』ってのが原動力になっている」
そして最後に三浦は、「本当に夢、挑戦、情熱、諦めないこと、そういう気持ちを大切に皆さんも頑張ってもらいたいと思う」とファンにエールを送ると、「自分もそういう気持ちで、まだまだ自分自身と戦っていきたいと思います」と意気込み、お馴染みの「ファイト!一発!」で締めくくった。
By サッカーキング編集部
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