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「怒りをパワーに変えて」前園真聖、監督に激高で日本代表落選の金崎にエール

2016.08.31

声優に初挑戦した前園さんと、主人公のレッド

 2016年10月1日(土)に全国の映画館で公開予定の映画『アングリーバード』で自身初挑戦となる声優を務める元日本代表の前園真聖さんが、都内で実施された「夏休み特別試写会『アングリーバード×アンガーマネジメント 親子で学んで楽しもう!』イベント」に登場した。

 同映画は全世界で流行した人気モバイルゲーム「アングリーバード」が題材となり、大人気の“怒り”キャラクターが主人公。前園さんはイケメンで二枚目なモテモテ鳥キャラクター「ジョニー」と、鳥たちに攻撃を仕掛ける悪者のブタ「ピッグ7」の二役を演じる。

 登場したシーンはわずかながら「何度も録音をして、あらためてその難しさを知りました」と収録を振り返る前園さんだが、完成した作品を見た感想は「我ながらよくできたと思っています」と満足げ。

 怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及を行う一般社団法人の日本アンガーマネジメント協会が認定するアンガーマネジメントファシリテーター(“怒り”の講師)の資格を取得しているという前園氏は、同資格を取得していく過程で“怒り”をコントロールできるようになったと話す。

 2013年に飲酒から暴行事件を起こし、活動自粛期間があった前園さんは、「お酒で大失敗をしてしまった後、受講しました。生活の中でのちょっとしたことや周囲の人間に対して、どうふるまっているかがわかり、自分をどうコントロールするかがわかりました。こだわりが強かったりもするんですが、どう対処すればいいかもわかりました」とその効果を説く。

 試写会に参加した親子で将来はサッカー日本代表入りを夢見ている男の子の「年上の人とプレーするときに考えることは?」との問いにも「年齢はあまり気にせず、自分のペースで自分らしくやれば大丈夫」と、講師として的確(?)なアドバイス。

 試写会後の記者団の取材に対しても、「ジネディーヌ・ジダンなど、一流のアスリートでも自分を見失ってしまうことがあります。怒りはパワーになることもありますが、感情をコントロールできないとみんなに迷惑をかけてしまいます」と話す。

 すると話題は鹿島アントラーズ所属の金崎夢生に。金崎は、20日に行われた2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第9節の湘南ベルマーレ戦、70分に交代を命じられた際に石井正忠監督に対して激高。日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「彼の態度は私にとって受け入れがたいもの」と話し、9月のロシア・ワールドカップ最終予選に臨む日本代表メンバーから外したことを明かしていた。

 前園さんは、「僕も現役の時、(監督に対して激高することは)あったので。納得しない部分は選手としてあるけれど、プロなので、僕から見ても、そういうところで自分を抑えることも大事です。ただ、それとは別に怒りをパワーに変える、悔しい思いを試合にぶつけて、今度は結果を出すことも大事なので。ぜひ、それをステップに頑張っていただきたいと思います。いい選手なので」と、自身の経験を踏まえ、反省と成長を促している。

By サッカーキング編集部

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