FOLLOW US

元代表通訳の矢野大輔氏がザックに感謝「僕にとっては恩師」

2014.11.30

4年間、コンビを組んだザッケローニ氏(右)と矢野氏(左)

 前日本代表監督アルベルト・ザッケローニ氏の通訳を務めた矢野大輔氏が29日、自身の著書「通訳日記」の出版記念イベントに出席した。

 矢野氏は、2010年からブラジル・ワールドカップまで日本代表を率いたザッケローニ氏を通訳として4年に渡ってサポート。同書は、矢野氏が19冊にのぼる大学ノートに記していた通訳時代の日記をもとに作成し、通訳就任からザックジャパン解散までの1397日間に及ぶ活動が綴られている。

 イベント途中には、来日中のザッケローニ氏が突然登場。「邪魔はしたくなかったが、たまたま友達と散歩に来たら、大輔がイベントをやっているということで来てみた」と語るとともに、「私はメモをつけていないので、大輔の本を頼りに4年間の記憶を辿っている」と、出版を祝った。

 矢野氏は出版の際、ザッケローニ氏から「思い切ってやるように」と声をかけられたことを告白。「4年間いつもそうでしたが、僕がお伺いを立てた時は、一度も『ノー』と言われたことはなかった」と振り返った。

「僕にとっては恩師」と表現するザッケローニ氏からは、通訳から指導者に転身した世界的名将になぞられ、「(ジョゼ)モウリーニョのようになれ」と言葉を贈られたこともある。「(考えを)僕により明確に伝えることで、チームに明確に伝わる。そういう意味で、結果的に英才教育を施して頂いたので無駄にしたくない」と感謝を語った。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO