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Fリーグチャンピオンの座を懸けたプレーオフ・・・大阪、府中が2nd Round進出を決める

2016.01.06

前半に2得点を挙げた大阪の小曽戸 [写真]=Fリーグ

 5日、東京・町田市立総合体育館でSuperSports XEBIO Fリーグ2015/2016 プレーオフの1st Roundの2試合が行われた。正月明けの平日にも関わらず、開場前から入場を待つ長蛇の列ができ、プレーオフへの注目度の高さを感じさせた。

 1試合目はリーグ戦3位のフウガドールすみだと4位のシュライカー大阪の対戦。今季のリーグ戦3試合ではすみだの2勝1分、引き分けでも2nd Roundに進出できるすみだに分があるように思えたが、試合開始わずか1分5秒で大阪FP小曽戸允哉が先制。8分には追加点も挙げ、シーズン最多得点記録も持つFPヴィニシウスの得点をアシストするなど値千金の活躍を見せる。

 5点をリードされたすみだはパワープレーを仕掛け、FP西谷良介、FP諸江剣語が得点を挙げるが追撃及ばずタイムアップ。昨季につづき、大阪が2nd Round進出を決めた。

 小曽戸は試合後、今季開幕戦で負傷し離脱を余儀なくされた悔しさに触れながらも「このチームに、去年の成績を上回るために呼ばれたと思っている」と話し、「昨年の準優勝を上回るということは?」との問いに「優勝しかありません」と強い決意を語った。

 2試合目はリーグ戦2位のペスカドーラ町田と5位の府中アスレティックFCの対戦。東京ダービーということもあり、1試合目を上回る観客数で会場が熱気に包まれた。

 序盤は両者が探り合うような堅い試合運び。しかし、町田と府中の対戦らしく、徐々に激しいぶつかり合いが展開されていく。先制したのは府中。11分にFPソロカーバが得点し、16分にはセットプレーから追加点を挙げ、2-0で前半を折り返す。しかし、悲願のプレーオフ出場、ホームタウンでの開催と負けるわけにはいかない町田は、サポーターの後押しもあり35分にFP森谷優太が、38分にはFP金山友紀が得点を挙げ、2-2の同点とする。

 リーグ戦で上位の成績を残している町田は、引き分け以上で2nd Round進出が決定。そのため何としてでも追加点を挙げたい府中は、FP山田ラファエルユウゴをGKにパワープレーを開始。しかし、町田ゴールを割ることができず、試合時間は残り1分を切る。この逆境をひっくり返したのは昨季まで町田でプレーをしていた府中FP永島俊。残り32秒で勝ち越しゴールを挙げると、FP完山徹一のパワープレー返し、FP小山剛史のブザービートで追加点を重ね、5-2で府中が勝利した。

 昨年7月のオーシャンカップ・神戸フェスタでも数秒で勝利を引き寄せ、決勝まで勝ち上がった府中が、今回も一発勝負での強さを見せた。試合後の会見で府中のキャプテン、上福元俊哉は「今日勝っても明日勝たなければ意味がない」と冷静に語り、2nd Roundも勝利し、カップ戦につづき、リーグ戦でも優勝する強い決意をのぞかせた。

 6日に行われる4/5位決定戦、2nd Roundの詳細は以下のとおり。

▽ゼビオFリーグ2015/2016 プレーオフ 4/5位決定戦
2016年1月6日(水)17:00
ペスカドーラ町田 vs フウガドールすみだ
町田市立総合体育館

▽ゼビオFリーグ2015/2016 プレーオフ 2nd Round
2016年1月6日(水)19:30
シュライカー大阪 vs 府中アスレティックFC
町田市立総合体育館


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