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U-18全日本フットサル大会2日目…名古屋、野洲が3連勝で決勝ラウンド進出/大田区

2014.08.30

グループAでは三つ巴の2位争いが繰り広げられ、聖和FCが決勝ラウンド進出を決めた [写真]=本田好伸

 29日、サッカー協会が主催するU-18年代のフットサル大会、「第1回全日本ユース(U-18)フットサル大会 presented by BallBall」の大会2日目が行われ、各グループ上位2位に入った8チームが決勝ラウンドへの出場権を手にした。

 大田区での決勝ラウンドへの切符を懸けた戦いは、2位争いが激化。3連勝の名古屋オーシャンズU-18(東海地域第1代表/愛知)が1位通過を決めたグループAでは、聖和学園FC(東北地域第1代表/宮城)、宮崎県立宮崎工業高サッカー部(九州地域第2代表/宮崎)、FC幕張(関東地域第2代表/千葉)が2位での予選突破を狙った。先に3試合を終えたFC幕張が勝ち点3となり、残す2チームの試合を待つ中、勝ち点3の宮崎工業と勝ち点0の聖和FCが激突した。

 この三つ巴の戦いで意地を見せたのは、3点差以上での勝利が必要な聖和FC。序盤から相手をたたみ掛けていくと、前半を終わって0ー3と、目標とするリードを奪う。しかし後半、選手たちには「このままいけば突破できる」というプレッシャーが伸し掛かった。「チーム全員で(2戦2敗で未勝利の状況から)絶対に逆転してやろう、追加点を取ろうと話していた」(石原勇樹/聖和FC)が、なかなか追加点が生まれない。それどころか、1点でも奪えばグループ突破が見える宮崎工業がプレスを強め、幾度となくチャンスを作り出していく。それでも、猛攻を耐え凌いだ聖和FCがそのまま逃げ切り、勝ち点0からの2位での逆転突破を果たした。

 グループCも、決勝ラウンド進出を懸けた熱い戦いが繰り広げられた。野洲高サッカー部(関西地域第2代表/滋賀)が2連勝し、勝ち点3の藤井学園寒川高校(四国地域代表/香川)と聖和学園SC(東北地域第2代表/宮城)をグループ内での対戦成績で上回っているために早々と1位通過を決める中、寒川と聖和SCが2位通過を懸けて直接対決に臨んだ。

 勝てば突破というシンプルな状況ながらも、試合は1点を争うシーソーゲームとなった。2分に聖和SCが先制するも、直後に寒川が奪い返す。そして8分に寒川が逆転すると、今度は11分に聖和SCが追い付く。すると19分には仲井正宗が決めて聖和SCがリードして試合を折り返した。

「いいところで得点を奪えた」(児玉直樹/寒川)と、後半に入ってペースをつかんだのは寒川。22分、これまでの2試合で7得点を挙げていた児玉が、ハットトリックとなるゴールで同点に追い付くと、30分にはまたしても児玉が、貴重な逆転弾をたたき込んだ。その後、寒川はさらに2点を追加すると、最後は聖和SCの猛攻を1点で凌いで6-4で激戦を制した。

 最後に行われた野洲と共愛学園高校(関東地域第1代表/群馬)の一戦は、2敗の共愛学園が意地を見せて先行する展開となったものの、自力に勝る野洲が終盤の逆転劇で勝利し3連勝。太田区で戦ったグループA、グループCからは、名古屋、聖和FC、野洲、寒川が決勝ラウンド進出を果たした。

【大会2日目結果】
第1回全日本ユース(U-18)フットサル大会 presented by BallBall
開催日:2014年8月29日
会場:大田区総合体育館/東京都

09:30 藤井学園寒川高等学校サッカー部 13-5 共愛学園高等学校
11:30 滋賀県立野洲高等学校サッカー部 6-2 聖和学園SC
13:30 名古屋オーシャンズU-18 3-0 FC幕張
15:30 宮崎県立宮崎工業高等学校サッカー部 0-3 聖和学園FC
17:30 藤井学園寒川高等学校サッカー部 6-4 聖和学園SC
19:30 滋賀県立野洲高等学校サッカー部 5-4 共愛学園高等学校

写真・文◆本田好伸

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