24日に生まれた宇佐美の第一子誕生を祝うG大阪の選手たち [写真]=Getty Images
ガンバ大阪は、26日に行われた第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝でサガン鳥栖と対戦し、3-1の勝利を収め、ベスト4進出を決めた。2ゴールを決めたG大阪のFW宇佐美貴史が試合後のインタビューに応じた。
来季から新スタジアム「市立吹田サッカースタジアム」に本拠地を移すため、“万博ラストマッチ”となった同試合。2日前のクリスマス・イブに第1子となる長女が誕生した宇佐美が、父親として臨んだ初めての試合で躍動した。
先発出場した宇佐美は26分に、9月26日のJ1柏レイソル戦以来となる3カ月ぶりのゴールで先制点を獲得。同点とされて迎えた86分には長沢駿の落としをゴール左隅に沈めて、勝利に大きく貢献した。
「絶対決めたいと思っていました。思い入れのあるスタジアムなので最後にゴールで終われてよかった」。娘の誕生と“万博ラストマッチ”への思いを背負っていた宇佐美はそう振り返ると、「娘が力を貸してくれたんだと思います」と照れ笑いを浮かべた。また、勝利をたぐり寄せた2点目については「向こうの流れだったので、一発決めたいなと思っていた。駿くんのいい落としがあって、いいところに蹴れた」と語った。
勝利したG大阪は、29日に行われる準決勝でサンフレッチェ広島と対戦。大会2連覇へ向けて、チャンピオンシップ決勝で敗れたリベンジを狙う。宇佐美は「最後みんなで、笑顔で終われればそれに越したことは無いですし、ファンのみなさん、家族、生まれてきた娘にタイトルを捧げられるように、チーム一丸となって頑張っていきたい」と勝利を誓った。
By サッカーキング編集部
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