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ACL得点王&MVP、元仏代表FWは「アジアと欧州に差はない」と断言 勝敗の差は「組織力」

2019.11.24

後半アディショナルタイムに得点を挙げたゴミス [写真]=金田慎平

 AFCチャンピオンズリーグ2019の決勝第2戦が埼玉スタジアム2002で行われ、サウジアラビアのアル・ヒラル浦和レッズに2-0、2戦合計3-0で勝利し、大会の前身であるアジアクラブ選手権の1999-2000シーズン以来となる、アジア王者の座に輝いた。

 後半アディショナルタイムにダメ押しとなるチーム2点目を決めたアル・ヒラルの元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスは「オーストラリアキャンプから始まったこのチームは、非常に個性の強いチームだった。それをまとめ上げ、1つの組織としてどうやって戦うかをまとめた監督に大きな感謝している。アル・ヒラルに呼んでくれたこともだ。クラブにおいて、20年間というアジアでの空白の時間を埋めた監督は本当にすごいことを成し遂げたよ」と、ラズヴァン・ルチェスク監督に賛辞。

 自身は大会11得点で得点王に輝き、MVPも獲得。「MVPと得点王は嬉しいが、それよりもチームの目標である優勝を達成して喜びを感じている」というストライカーは、これまでフランスやイングランド、トルコでプレーしてきたが、「ヨーロッパとアジアに大きな差はない。自分もいろいろな国でプレーをしたが、決勝でも浦和とアル・ヒラルが見せたサッカーはとても組織立っていたし、良いサッカーができた」と断言。チームとしての組織力が、アジア王者になった大きな要因であることを強調した。

「自分は前線の選手だが、ファーストディフェンダーとして相手の攻撃を抑制するようにやってきた。リヴァプールやマンチェスター・シティのようにしっかりとした守備のオーガナイズをしてきた。それも分析チームや監督のおかげ。優勝のために自分の力を全て捧げてきたし、ここまで助けてくれたすべての方に感謝している。常に僕の近くにいてくれた多くの監督、コーチの力もあって、今まで以上に力を発揮できたと思っている」

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